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「ボンベイサファイア イースト」黒胡椒とレモングラスのアジア香味

「ボンベイサファイア イースト(Bombay Sapphire East)」はバカルディ社傘下のボンベイ・スピリッツ社が製造しています。

 

もともとバカルディUSA(米フロリダ州)が生産に着手、2011年からニューヨークとラスベガスで試験販売されて、4000ケースを売り上げました。

 

これを機に米国と世界の空港小売店での販売を拡大。その後、日本でも販売されるようになりました。

 

chiangmai タイ・チェンマイ
chiangmai タイ・チェンマイ

 

ラベルの「東」という表記に象徴されるように、アジアのテイストが盛り込まれたジンです。これまでのボンベイサファイアに、スパイスとしてタイ産レモングラスやベトナム産ブラックペッパーが加えられています。

 

通常のボトルは左右に5種ずつボタニカルが刻まれていますが、「ボンベイサファイア イースト(Bombay Sapphire East)」は左に通常の10種、右に現地のマップとともにイーストオリジナルのボタニカル2種と解説が刻まれています。

 

レモングラスはアジア料理やカリブ料理でよく使用されるハーブです。タイのトムヤムクンやお茶でおなじみですね。

熱帯原産の植物なので寒さにはとても弱く、霜が当たると枯れてしまいます。日本なら鉢植えとして室内で育てるのがまちがいないとか。

 

精油は香料として食品、香水に利用され、虫が嫌う匂いから虫よけスプレーにも使われます。ちなみに、ドライ・ジンではインドネシアのレシピの流れをくむ「ボビーズ ドライジン」がレモングラスを使っていますね。

 

もうひとつのスパイスが、ベトナム産ブラックペッパー(黒胡椒)。ブラックペッパーとホワイトペッパー(白胡椒)は同じ胡椒の実からとれますが、見た目も香り、辛みも違います。

 

Lemon grass レモングラス
Lemon grass レモングラス

 

ブラックペッパーは熟していない胡椒の実を天日乾燥させたもので、ホワイトペッパーは赤色に完熟した実を水に浸し、皮をとって天日乾燥させたもの。外皮を柔らかくして剥いでいるから白色なんですね。

 

ブラックペッパーのほうが辛味が強く、野生的な香りがするわけですが、これをボタニカルに使っているジンは、「ボンベイサファイア イースト」のほかにフィンランドの「キュロナプエ ジン」などがあります。

 

ちなみに、先ほどの「ボビーズ ドライジン」も胡椒を使っていますが、こちらはインドネシア原産のキュベブペッパー(ジャワ胡椒)。このあたりが、それぞれのクラフトジンのこだわりが感じられておもしろいですね。

 

black pepper ブラックペッパー
black pepper ブラックペッパー

 

通常のボンベイサファイヤは47度ですが、「ボンベイサファイア イースト(東)」は42度で飲みやすく、さらにスパイシーです。

 

レモングラスも効いているので、1000mlありますし、これからの季節にはゆっくりジントニックが楽しめそうです。