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「ノルデスアトランティック ガリシアンジン」スペインの葡萄が香る

「ノルデス アトランティック ガリシアン ジン(Nordes Atlantic Galician Gin)」はスペイン、最北西部のガリシア州でノルデス社が造っているクラフトジンです。

 

ガリシア州は年間を通して穏やかな気候で、いちばん寒い月でも摂氏8度以下になることが少ないと言われています。

 

ちなみに、リアス式海岸の語源となったのがこの地域。起伏の大きい山地が、地盤沈降や海水面上昇に伴って海水の進入を受け、尾根が半島になり、谷が入り江になった海岸です。

 

Ribeira Sacra ガリシア州オウレンセ県のリベイラ・サクラ
Ribeira Sacra ガリシア州オウレンセ県のリベイラ・サクラ

 

ガリシア語、カスティーリャ語(スペイン語)での入り江(リア)の複数形が「リアス」です。

 

ガリシア州にはワイン原産地呼称に認定された地域が5つもありますが、そのうちのひとつが1988年に認定された「リアス・バイシャスD.O.」。

 

ブドウ耕作面積は2,700hにおよび、180ものワイン醸造業者が生産にあたって、ガリシア州最大の生産量を誇っています。ここでおもに生産されるのが、アルバリーニョ種という高級ブドウ品種。

「ノルデス アトランティック ガリシアン ジン(Nordes Atlantic Galician Gin)」はそのアルバリーニョ種の一部を、ベーススピリッツとして使っています。

 

さらに、ボタニカルにはジュニパーベリー、セージ、ペッパーミント、レモングラス、カルダモン、生姜、アッケシソウ(salicornia)、ユーカリ、ハイビスカス、セイロン茶葉、キナ、ローリエの12種類が使われています。

 

アッケシソウは日本では1891年、厚岸湖(厚岸町)のカキ島で発見されたことからこの名がつきましたが、秋に茎や枝が紅紫色に色づくことからサンゴ草とも呼ばれています。

salicornia アッケシソウ(サンゴ草)
salicornia アッケシソウ(サンゴ草)

 

塩分を多く含む湿地(塩湿地)に育つアカザ科の植物。草丈は10~30センチほどでふだんは花も葉も目立ちません。

 

それが、茎が8月中頃から赤くサンゴ色に変色すると、一面赤い絨毯をしきつめたような美しい景色を見せてくれます。

 

日本の環境省のレッドデータブックでは、近い将来、絶滅の危険性がある植物に指定されています。

 

kina アカキナノキ
kina アカキナノキ

 

キナ(kina)は南アメリカ原産のアカネ科の薬用樹木です。キナの木の皮の中にある成分を抽出して精製した結晶性アルカロイドはキニーネと呼ばれ、解熱(げねつ)剤やマラリアの特効薬に使われました。

 

精製したキニーネ自体には副作用があるため、現在は使われていません。しかし、精製しない状態ならキニーネも微量しか含まれないため、「キナ抽出物」と表示されます。

 

外国のトニックウォーターにも使われていますが、目的は苦味成分のみです。「キナ抽出物」についてはこちらで解説>>>「フィーバーツリープレミアムトニックウォーター」

 

数あるワイン用葡萄のなかでも非常に濃厚な香りがすることで有名なアルバリーニョ種のブドウ、そして12種のボタニカルのハーモニーが、香水のように華やかですっきりと楽しめます。