「ル ジン クリスチャン・ドルーアン(Le Gin de Christian Drouin)」はクール・ド・リヨンで有名なフランスのカルヴァドス・クリスチャン・ドルーアン社が造っているクラフトジンです。
カルヴァドス (calvados) はフランスのノルマンディー地方で造られるリンゴを原料とする蒸留酒のことで、AOC(原産地呼称)で国から保証されています。
AOC(原産地呼称)のくわしい解説>>>「ボルス バレルエイジド ジュネヴァ」
![Normandie ノルマンディー地方](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/none/path/scdc847a1e0eae9fc/image/i1d369fc974ed445d/version/1521779811/image.jpg)
シードル(Cidre)はりんごを醸造して作る発泡性の果実酒ですが、このシードルを蒸留して樽で2年以上寝かせたものがカルヴァドスです。
この地域以外で作られる同様の蒸留酒はカルヴァドスを名乗ることはできず、アップル・ブランデーと呼ばれて区別されます。
クリスチャン・ドルーアン社はノルマンディー地方中心部のりんごの優良産地ペイ・ドージュ地区の中でも、北部の最優良地フィエフ・サンタンヌに自社りんご園を所有。
原料のりんご造りから蒸留、熟成、ブレンディングまですべて自社で一貫して行い、最高級品質のカルヴァドスを造りつづけてきました。
そのこだわりは代々受継がれ、毎年数々の品評会でメダルを獲得。これまでの受賞歴は300以上という老舗です。G8サミットのオフィシャルギフトに選ばれるほどの折り紙付きです。
現在、3世代目となるのが、社長のギヨーム・ドルーアン氏。彼がカルヴァドス造りの伝統技術と経験を生かして、2015年秋に完成させたのが「ル ジン クリスチャン・ドルーアン(Le Gin de Christian Drouin)」です。
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最大の特徴は自社果樹園で栽培されている30種類ものりんごをベーススピリッツにしている点です。
カルヴァドス造りに使用するりんごが贅沢に使われています。さらに8つのアロマ(ジュニパーベリー、ジンジャー、バニラ、レモン、カルダモン、シナモン、アーモンド、ローズ)をブレンド。
「ル ジン」は穀類を原料とするジンの常識を飛び越えて、あくまでも「アロマバランス」を追求したジンとして注目され、当初、スモールバッチのために予約受注限定発売されました。
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その後、世界的な好評を受け、クリスチャン・ドルーアン社では新たな蒸留設備を投入。スモールバッチというこだわりはそのままに生産能力を向上させたため、入手しやすくなりました。
リンゴの甘味、苦み、酸味と相まって、ジュニパーベリーやシトラスのすっきりとした華やかなアロマが広がるジンに仕上がっています。まずはそのまま飲んでみてください。