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「ブードルスジン」終売から復活。マティーニの神様に愛される逸品

「ブードルス ブリティッシュジン(Boodles British London Dry Gin)」はスコットランドのグリーナル蒸留所で造られているロンドン・ドライ・ジンです。

 

ロンドン・ドライ・ジンは、もともとロンドン周辺が主産地であったことからこう呼ばれていますが、ロンドンで生産しなくてはいけないという決まりがあるわけではないんですね。

 

定義は「穀物などの原料として、ジュニパーベリーの香りがついたスピリッツ」なので、イギリスのほかの地方や他国でもつくられています。正確には「ロンドン・ドライ・ジンタイプ」のジンということになりますね。

 

 

ロンドンのセント・ジェームズ・エリアは現在でも多くのジェントルマンズ・クラブが立ち並ぶ通りとして知られ、ジェントルマンの聖地(クラブランド)と呼ばれています。

 

ジェントルマンズ・クラブとは会員制のクラブで、もともと上流階級の人たちが共通の政治志向や社交に使う憩いの場として設けられていました。

 

「ブードルス ブリティッシュジン(Boodles British London Dry Gin)」は1762年にセント・ジェームズ・エリアで設立された、世界で2番目に古い「ブードルス・ジェントルマンズ・クラブ(紳士クラブ)」に由来します。

ブードルスは「仲間」の意味ですが、ヘッド ウェイターを務めたエドワード・ブードルの名を冠してブードルズクラブと呼ばれたという逸話もあります。

 

「ブードルス ブリティッシュジン」はグレーン・スピリッツに減圧蒸溜方式でジュニパー・ベリーなど7種類のボタニカルを配合しています。

 

減圧蒸溜方式とは蒸留器内の気圧を下げて蒸留する方式です。気圧が低い状態で(標高が高い山など)でお湯を沸か場合、100℃より低い温度で沸騰します。この原理を利用しているわけです。

 

 

40℃~50℃くらいで沸騰させると高沸点成分の気化を抑えられ、焦げ臭さなどの二次生成物を少なくする効果があり、口当たりも軽やかなスピリッツとなります。日本でも焼酎の製造によく使われます。

 

ブードルスジンの7種類のボタニカルには柑橘系が含まれていないため、甘み漂う清らかな味わいがありながら、どっしりとした存在感があります。

 

質が高いのに高価格でないため、ファンになる人も多いジンですね。45.2度750mlと40度700mlが出ています。BARのプロにはアルコール度数の高い45.2度が好まれているようです。

 

Scotland スコットランド
Scotland スコットランド

 

ちなみに、日本では銀座の超有名店「MORI BAR」のオーナーで、マティーニの神様と呼ばれる毛利隆雄さんが使用していることで有名です。

 

「毛利マティーニ」はブードルスジンをベースに100回転ステアという独自のレシピ。このブードルスジンは一時生産休止となって愛好家は騒然となりましたが、2013年にオーナーが変わり、装いを新たに再リリースされています。 

 

スコットランドの清流に磨かれたブードルスジン。新ボトルに変わっても、マティーニの神様に愛されています。