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オーヘントッシャンスリーウッド シェリー感強めの甘味と繊細な香り

オーヘントッシャン蒸留所180年の歴史

「オーヘントッシャンスリーウッド(Auchentoshan Three Wood)」の風味の特徴、12年との違い、蒸留所の歴史などをご紹介します。

 

グラスゴーのクライド川沿いにある、ローランドを代表するオーヘントッシャン蒸溜所。設立は1823年とも1817年とも伝えられる、180年以上の歴史ある老舗蒸溜所です。

 

第二次世界大戦中の1941年3月、ドイツ空軍がクライドバンクの造船所を含むクライド川沿いの産業を目標にした「クライドバンク大空襲」を行い、蒸溜所の倉庫は被災。

 

Highland 仕込み水の水源はハイランド
Highland 仕込み水の水源はハイランド

オーナー交替を経て、現在はサントリーが所有

大量のウイスキーがクライド川に流れ、川は琥珀色に染まったと伝えられています。ちなみに、蒸留所の門を入ってすぐの場所に冷却水をためておく池があります。

 

この池も空爆によってできた穴だという言い伝えもあるようですが、池は戦前から存在しているというのが本当のようですね。

 

その後、無事に建物は再建され、幾度かのオーナー交替があり、1987年にモリソン・ボウモア・ディスティラーズ、さらに1994年にモリソン・ボウモアがサントリーにより買収されたことで、現在はサントリー所有となっています。

 

ちなみに、仕込み水として使っているのは蒸留所の北、ココノ湖の水。水源はハイランド側にあるんですね。1回目の蒸留は1時間、2回目は5時間、3回目は9時間と手間をかけて造られます。

オーヘントッシャンスリーウッドと12年との違い、特徴は

「オーヘントッシャンスリーウッド」と12年との違いは年数表示のないノンエイジであること、さらに使われている樽に違いがあることです。

 

スリーウッド、あるいはトリプルウッドとも呼ばれる通り、計3種類の樽が使われます。バーボン樽で熟成した後にオロロソシェリー樽、さらにペドロヒメネスシェリー樽で追加熟成。

 

熟成期間はバーボン樽が一番長いものの、2回にわたるシェリー樽でシェリー感をしっかり出している点が大きな特徴です。

 

オーヘントッシャン自体がライトでクリアな風味のせいか、シェリーが際立っているためにウィスキー本来の風味がシェリーに負けてしまっていると感じる方もいるかもしれません。

 

とはいえ、重くならず、完成度の高いバランスの逸品。ブランデーやコニャックが好きな方にもいいかもしれません。

 

テイスティングレビューと価格

「オーヘントッシャンスリーウッド」 はアルコール度数43度・700mlで、相場価格は5,000円(税込)前後。定価の目安となるサントリーの希望小売価格が8,000円なので、安く購入できる銘柄です。

 

 

バーで勧められて飲んで気に入ったので購入、というパターンが多いのがこのボトルの愛飲家の特徴です。

 

女性にも好まれるスリーウッド
女性にも好まれるスリーウッド

 

 

一般的な評価は「シングルモルトですが、ブレンディットのようにアロマな香りが大変素敵で私好みです(女性)」「甘い香りに、複雑な味わい」「やや樽負けで少しボディが弱いが非常に秀逸」「複雑な甘い香り豊かなスコッチ」「薬膳的で飲みすぎても翌日はスッキリ」など、高評価のテイスティングレビューが見られます。

 

いっぽうで、「シェリー感が強くて甘めなので好みが分かれる」という感想もあります。

 

オーヘントッシャンの旧ボトルをお探しの方も多いですね。ヤフオクも入っているオークションサイト情報を載せておきます。