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モンキーショルダーの価格と風味評価・種類・スモーキーモンキーとは

モンキーショルダー・バッチ27トリプルモルトスコッチとは

「モンキーショルダー(Monkey Shoulder)」はウイリアムグラント&サンズ社(William Grant&Sons)が製造している、ブレンデッドモルトのスコッチウイスキーです。

 

ブレンデッド(バティッド)モルトといえば、数多くのモルト原酒を混ぜるのがほとんどですが、こちらは3種のみのトリプルモルトという点が大きな特徴です。

 

使われているキーモルトは同社が所有するスペイサイドの3つの蒸溜所のシングルモルト。

 

グレンフィディック蒸留所の画像

グレンフィディック蒸留所

photo credit: snorrelo scotland-2005-085 via photopin (license)

グレンフィディックバルヴェニーキニンヴィ(Kininvie)蒸留所から選んだ合計27樽の原酒をヴァッティングして作られたボトルです。

 

ボトル上部に「バッチ27(BATCH27)」という表示があるのはそのためです。

 

とはいえ、現在は原酒不足により、スペイサイドのほかのモルト原酒を混ぜることもあるという一部情報も。メーカーからの情報ではとくに書かれていないようですが。

キーモルトのひとつを造る、同社秘蔵のキニンヴィ蒸留所

ウイリアムグラント&サンズ社ではグレンフィディック蒸留所を1887年、バルヴェニー蒸留所を1892年、キニンヴィ蒸留所を1990年7月に創業しました。

 

キニンヴィ蒸留所はグレンフィディック、バルヴェニーの近くに建設されましたが、創業以来シングルモルトのリリースは極少量のみ。

 

記念ボトル以外では1度もボトリングされていない幻のシングルモルト。ボトラーからもリリースされていない同社秘蔵の蒸留所と言われます。

 

海外でわずかにリリースはあるようで、日本でも「17年」「23年」あたりは並行輸入品ならわずかに購入できるようですね。

モンキーショルダーの定価と価格

モンキーショルダーはアルコール度数40度・700mlで、日本での輸入元は三陽物産。定価の目安となるメーカー希望小売価格は税込3,520円となっています。

 

記事アップ日(11月22日)時点での通販最安値は税込2,800円ほどなので、まだ安く購入できる銘柄です。

 

価格面で言えば記事アップ日時点の最安値で「グレンフィディック12年」が2,600円ほど、「バルヴェニー12年ダブルウツド」が5,300円ほど。

 

残りの「キニンヴィ」はレアモルトなので、価格で見ればお得感があります。

 

ただし、原酒の熟成年数が非公開なので、若い原酒が入っている可能性はあります。そのあたりがテイスティングした方によって、評価が分かれるわけですね。

 

3匹のサルの画像

モンキーショルダーのレビュー評価

一般的な評価からまずはマイナス評価を指摘する感想をあげてみます。

 

「もう少し個性的かと思ったが、可もなく不可もなくというところ」

「飲みやすいが薄っぺらい印象。それぞれのモルトの個性が活きていない」

「ボトルが重く、注ぎにくい」

「香りはまずまず。若さを感じる味」

「洋梨系の香りがいいが、味は少し拍子抜け」

 

支持するレビューは以下の通りです。

 

「美味いウィスキー。ストレートで口に含むとハチミツと洋梨の香りがふんわりと広がる。鼻に抜ける香りも良い」

「スモーキーさが少なく飲みやすい。トワイスアップで飲むために買ったが、ストレートかロックが良い」

「想像していた通りうまい。やっぱりストレートで飲むのがいい」

「うまくてコストパフォーマンスに優れている。アイラ系が苦手な私にはちょうど良い」

マッカラン派だが、飲みやすくて美味しくて手頃なウイスキー」

「猿のメタルバッジと木製の栓が古風でいい雰囲気」

「5,000円クラスの奥深さはないが、ねっとりした甘さと草のような香り。まろやかでバランスが良い」

アイリッシュウィスキーが好き。このお酒もやさしい飲み口」

モンキーショルダーのおいしい飲み方

個別のキーモルトの味を知っていると、それぞれの特徴に気をとられて、つい比較してしまい、風味に曖昧さを感じてしまう傾向もあります。

 

アルコールの刺激は少々ありますが、加水してしまうと持ち味の繊細な味と香りがとんでしまうのでもったいないですね。

 

個性を楽しみたければ、メーカーも推奨するようにストレートか、ロックがおすすめです。

モンキーショルダーの意味

「モンキーショルダー」という意味の由来は、フロアモルティングが盛んに行われていた時代と関連しています。

モルトマン(作業員)は木製のシャベルを使っていましたが、この道具が重く、熟練が要求される上、24時間体制で麦芽の状態を見なければならないのでかなりの重労働でした。

 

その結果、肩を痛めることもあり、フロアモルティングにより痛めた肩は「まるで肩に猿が乗っているようだ」という意味で、モンキーショルダーと呼ばれました。

 

また、実際に長年フロアモルティングに従事すると、肩が前方に突き出て猿のような姿勢になりやすかったのだとか。

 

そんな往年のモルトマンへの敬意からつけられた名称です。

 

キーモルトのひとつを造っているバルヴェニー蒸留所は、現在でも自社で昔ながらのフロアモルティングをしている数少ない蒸留所のひとつ。

 

「モンキーショルダー」のホームページを確認すると、「今では少ない手作業で大麦の醸造を行っていて、作業環境も良くなっている」とのこと。ちょっと安心しました。

モンキーショルダーのスペシャルケージ(檻)付ギフトやゴリラボトル

「モンキーショルダー」には贈答用に「スペシャルケージ付ギフト」のセットもあります。ボトル(猿)が檻に入っているおしゃれなデザイン。

 

このほか、超特大瓶ゴリラボトル4,500ml(ブランコ クレドル付)もあります。中味は通常のモンキーショルダーと同じです。

 

いずれも通販では希少です。ゴリラボトルのほうは記事アップ日(11月22日)時点で唯一、ヤフーショッピングに在庫があるようです。

モンキーショルダーの種類「スモーキーモンキー」とは?

モンキーショルダーの種類には「モンキーショルダー スモーキーモンキー(MONKEY SHOULDER SMOKEY MONKEY)」もあります。

 

イギリスとフランスのバー向けに2017年に発売されたボトル。日本未発売ですが、並行輸入品で希少ながら入手できます。

 

特徴はヘビーピートが使われていること。

 

キーモルトのひとつを生産しているバルヴェニー蒸留所では、2002年から1年に1週間だけ、30ppmのヘビーピートを焚く期間「ピートウィーク(Peat Week)」があります。

 

スモーキーモンキーではそのヘビーピートが使われているのが特徴で、アイラモルトとはひと味違うスモーキーフレイバーが楽しめますよ。