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ジョニーウォーカーブラックラベル12年・赤と黒の違いや評価、飲み方

ジョニーウォーカーブラックラベル12年(ジョニ黒)に紙パックボトル登場

「ジョニーウォーカーブラックラベル12年(Johnnie Walker black Label)」、通称ジョニ黒はディアジオ社が所有するブランドのブレンデッドスコッチウイスキーです。

 

四角形のボトルは、船旅でウィスキーを楽しむ際、高波で船が揺れても簡単に倒れたり壊れたりしないように工夫した時代の名残りです。

 

このジョニ黒、2021年から紙パックボトルを導入すると発表されました。

 

通常、紙パックは内側をプラスチックでコーティングして水漏れを防ぎますが、ジョニ黒ではコーティングがないため、リサイクル可能だとか。

 

ジョニ黒の紙パックボトルの画像

 

紙パックボトルの画像を確認いただくとわかりますが、なかなかおしゃれですね。ちなみに、記事アップ日の段階ではまだ通販で流通はないようです。

 

ジョニーウォーカーブラックラベル黒12年の画像

赤(レッドラベル)と黒の違いはキーモルトと熟成年数

ジョニーウォーカーには種類がたくさんあり、ふだんウイスキーになじみのない人は見分けがつきにくいですよね。

 

初心者の方で赤ラベル(レッドラベル)との違いがわからないという人も多いようです。

 

赤と黒の違いはキーモルトや熟成年数にあります。つまり、まったくの別物。

 

レッドラベルのキーモルトはスカイ島のタリスカーを中心に35種類の原酒がブレンドされたものです。

 

タリスカー由来のスモーク感が特徴ですが、ほかにも若い原酒が使われているので、かなり舌にピリピリと感じて口当たりがとげとげしいかもしれません。

ジョニ黒のキーモルトはスペイサイドのカーデュ、スカイ島タリスカーアイラ島ラガヴーリンなど、シングルモルトだけで29種類にのぼるとか。

 

グレーンウイスキーも含めると、最低12年以上熟成された40種類ものウィスキーがブレンドされています。

 

つまり、ジョニ黒はレッドラベルと同じ原酒を12年熟成させたものではないということなんですね。

 

ちなみに、同じブラックでも「ダブルブラック」のように名前がちょっとだけ違う銘柄もあります。

 

ダブルブラックはアイラモルトにテーマを絞った銘柄ですが、くわしい違いはこちらで解説しています。

ラガヴーリン蒸溜所の画像
ラガヴーリン蒸溜所
photo credit: carpentier_patrick Distillerie Lagavulin via photopin (license)

ジョニ黒のテイスティングノート

あくまでも私なりですが、ジョニ黒のテイスティングノートを紹介します。

 

開栓してみると、華やかな香りとスモーキーさが絶妙のバランスで香ってきます。

 

ストレートで味わってみるとアルコールの刺激は強めですが、12年熟成らしく舌先がピリピリ軽くしびれる程度。

 

シングルモルトで感じるガツンというアタックがブレンドで抑えられ、柔らかい口当たりです。

 

もう何度も飲んできたお酒ですが、いつもキーモルトのタリスカーを意識します。

 

でも、ボトルによってタリスカーが強めに感じたり、弱めに感じたりするのは私だけでしょうか。

 

ジョニ黒には独特のちょっとベタつく甘さがありますが、後からスパイシーさが来るので、最初の甘味を引きずらないですっきり飲めます。複雑な旨味はいつも安定感がありますね。

 

タリスカーウイスキーの画像

 

ストレートやロックでは辛味が勝る印象がありますが、ハイボールにすると酸味と甘みのバランスが良くなり、ぐっと飲みやすくなります。私はいつもハイボールです。

 

安ウイスキーはハイボールにすると個性が消えますが、ジョニ黒は香りや風味が炭酸に負けない強さがあり、後味もすっきり。

 

本当に40度?と感じるくらいの軽さで、飲んだ後にスモーキーさも舌に残ります。ちなみに、この渋みがイヤだという人も少数います。

 

ですが、一般的にはアイラモルト好きでもそうでなくても、ちょうど許容できるくらいのバランスで設計されていると思えます。

 

スクリューキャップがとても滑らかで軽く回り、ボトルが細長いので持ちやすく、飲みやすいので、私の場合、他のウイスキーに比べるとブラックラベルは減るのが早いんですよね。

ジョニーウォーカーブラックラベル黒12年の度数と価格

ジョニーウォーカーブラックラベル黒12年はアルコール度数40度で、700mlと1000mlがあります。

 

あくまでも記事アップ日(2021年6月26日)の最安値価格ですが、700mlの安い価格帯は税込2,100円ほど。1000mlは税込2,700円ほど。

 

700mlは今日現在の通販販売店での安い価格帯は2,100円ほど。1000mlは2,900円ほど。

 

以前、2020年3月13日にブラックラベル黒12年を紹介したときから高騰もなく、現在も価格は変わらない安定した銘柄です。

 

ジョニーウォーカー ブラックラベル12年の画像

ジョニーウォーカーブラックラベル黒12年の味わい評価

一般的な味わいに関する評価を見ていきましょう。まずはマイナス評価を指摘する感想をあげてみます。

 

バランタイン12年シーバスリーガル12年は甘く華やかだが、こちらは趣が異なる漢の酒。ヨード臭が強く、飲んだ後は口の中に喫煙後のような風味が長く残る。自分が洋酒に求めるイメージとは違った」

「スモーキーな味や匂いがまったくない。濃いコーヒーのような匂いがするが、味わうと信じられないほどスムーズ。正直、スムーズすぎるくらい(英国)」

「グラス付きだったが、何の変哲もないグラスで拍子抜け」

 

支持するレビューは以下の通りです。

 

「シングルモルト至上主義の偏見を持っていたが、考えを改めた。種類を問わずに良質なウィスキーと向き合ってゆきたい」

「品質と価格のバランスを考えると、12年物でこのジョニ黒ほど優れたウイスキーを私は知らない」

ジャパニーズウイスキーの価格が高騰して手が出ないので、定番のこちらを購入」

「金を出せばもっと美味しいウイスキーはあるが、日常気軽に飲むウィスキーとしては本当によく出来ている」

「今までスモーキーというのがよくわからなかったが、これかという感じ。最初はキツイと感じたが、飲んでるうちにクセになってきた」

「ウイスキーを飲むのが初めてだったが、とても幸せ。ウイスキーの世界の扉を開いてくれた(英国)」

 

通販ではオリジナルハイボールグラス付きで価格がそれほど変わらない販売店もありますが、グラスのデザインが発売時期によって違うようです。

 

グラス付きを購入する場合は、販売店の商品画像と口コミ評価を参考にしてデザインの気に入ったところから選んでくださいね。

 

販売店にメールで問い合わせてから購入すれば間違いありません。

飲み方はアルティメットハイボール、クラフトハイボールなど

ジョニーウォーカー黒ラベルはロックやストレートで楽しむ方も多いですが、日本での販売元のキリンビールがこのウイスキーならではのハイボールの飲み方を提案しています。

 

ブラックラベルとソーダを1対3で割って飲むのが「アルティメットハイボール」。

 

また、ハイボールのグラスの縁に塩、砂糖など副材料を付けて一緒に飲む「クラフトハイボールも推奨されています。

 

グラスのふちをレモンでさっと一周させて、お皿の上に塩や砂糖を載せたらグラスを逆さにして軽くつけましょう。

サザエさんにも取り上げられたジョニ黒、世相の象徴

ジョニ黒と言えばサザエさんにも登場するほど日本ではおなじみで、もともとは贅沢品だった輸入ウイスキーを代表する銘柄として描かれていました。

 

1964年9月21日に朝日新聞に掲載されたサザエさんでは、当時のジョニ黒の価格が「日本で9,500円、ロンドンで1,400円」と明かされています。

 

その後、平成に入って酒税・関税の引き下げがあり、並行輸入が盛んになったことで価格も下がりました。

 

原酒不足のウイスキー業界にあって価格高騰もなく、コスパのいいジョニ黒は高い人気を誇っています。

 

キルマーノックにあるディーン・キャッスルの画像
Kilmarnock キルマーノックにあるディーン・キャッスル

オールドハイランドウイスキーからジョニーウォーカーへ

ジョニーウォーカーはスコットランドのキルマーノック(Kilmarnock)で製造されたのが発祥で、現在は世界最大の総合酒類メーカーである英国ディアジオ社(Diageo)傘下のブランドとなっています。

 

始まりは1800年代初頭。ジョン・ウォーカーがスコットランドで食料雑貨店を始め、そこでウイスキーを販売しました。

 

やがて、彼の息子のアレキサンダーが家業に関わるようになり、オリジナルのブレンデッドウィスキーを開発して販売。

 

ウォーカー家は会社を立ち上げ、世界的なブランドに成長していきます。

 

当初「オールドハイランドウイスキー」と呼ばれていたウイスキーは、のちに父ジョン・ウォーカーの名をとって「ジョニーウォーカー」に改名され、ラベルも意匠登録されることに。

 

紅茶やスパイスのブレンドにインスピレーションを得たブレンド技術は200年近くにおよび、現在、12名ものブレンダーがその味を守り続けています。