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バッファロートレース プレミアムブランド蒸留所のこだわりバーボン

「バッファロートレース(Buffalo Trace)」はアメリカ合衆国・ケンタッキー州フランクリン郡フランクフォードにある、バッファロー・トレース蒸留所が造っているバーボンウイスキーです。

 

1857年にベンジャミン・ブラントンによって設立されたアメリカ最古、最大規模の蒸留所。これまでに何度か経営者が変わり、経営者名のついた「ジョージ・T・スタッグ蒸留所」時代もありました。

 

このとき造られた「ジョージ・T・スタッグ」は年間数百本程度しか出荷されないプレミアムブランドのバーボンとして人気で、現在でもバッファロートレース蒸留所で出荷されているんですね。

 

Buffalo オクラホマ州のバッファロー
Buffalo オクラホマ州のバッファロー

 

同蒸留所はフォアローゼズ、アーリータイムズ、フィッツジェラルド(スティッツェル・ウェラー社)と並んで、禁酒法時代(1920-1933)は医薬目的の名目で蒸留を許可された4ヶ所の蒸留所のうちのひとつです。

 

これまでに何度か名称が変わり、1999年6月に「エンシャントエイジ蒸留所」から「バッファロートレース蒸留所」に改名されています。

 

少量生産のプレミアムバーボンを数多く生産していることが特徴で、ウォッカも製造。今回紹介する蒸溜所名を冠したバーボンが販売されたのは、意外にも最近の2001年です。

「バッファロートレース」とはその名の通り、「バッファローの通り道(トレース)」。アメリカ大陸発見以前から野生のバッファローは、季節ごとに移動を繰り返してきました。

 

アメリカバイソンとも呼ばれる彼らは、アメリカ中西部やカナダ西部などに分布する野牛です。聴覚と嗅覚に優れていて、重たい体に似合わず、時速62kmほどの速さで駆け、1.8mほどの高さを跳べると言われています。

 

西部開拓時代には彼らの跡を辿り、多くの開拓者や冒険家たちが西を目指しました。蒸留所がその上に建っていることと、冒険家たちの屈強な精神に敬意を示して名称が付けられたそうです。

ちなみに、アメリカバイソンはかつての乱獲で激減。現在、国際自然保護連合(IUCN)の保存状況評価では、準絶滅危惧種(NT)としてレッドリストに指定されています。

 

「バッファロートレース」の特徴はコーン80%、ライ10%、大麦麦芽10%のレシピで作られた原酒の中から、8年以上熟成させた35から45樽のみを厳選してヴァッティング。アルコール度数がちょっと高めの45度に調整されていることです。

 

飲み方はストレートで辛さを感じるようなら、ロックかハイボールがおすすめです。甘さも少なく香りは控えめで、むしろ柑橘系の酸味が強い印象があります。

 

 

750mL、45度で価格が2,500円前後。一般的な評価は「特徴的な癖と甘い香りが癖になる」「古きよき時代のバーボン」「バーボンにしては複雑な味わい」と好評のレビューが並びます。

 

しかし、正反対に「とくにクセは感じない」とする評価もあり、個人差が出やすいバーボンのようですね。ただ、クセがなくてもうまい!という点では一致しているので、おおむね高評価と言えます。

 

日本では株式会社明治屋が輸入していましたが、2017年9月より輸入元がレミーコアントロージャパン株式会社に変更となっています。