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バランタイン12年 ハイボールにフロートの飲み方はキーモルトに注意

「バランタイン12年(Ballantine 12 Year Old)」はペルノ・リカール傘下のジョージ・バランタイン&サンで製造されているブレンデッド・ウイスキーで、日本ではサントリーが輸入、販売しています。

 

同じバランタインの廉価版にはファイネストがあり、価格ではこのバランタイン12年が約倍の値段となっています。

 

ネット情報にはバランタイン12年のキーモルトには7種類の主要モルト原酒が使われているという情報があります。それが「アードベッグ」「プルトニー」「グレンカダム」「バルブレア」「グレンバーギー」「スキャパ」「ミルトンダフ」

 

 

「魔法の七柱」と呼ばれてきましたが、現在は違うんですね。バランタイン社を傘下にしてきた企業の移り変わりのなかで、蒸溜所の所有者や原酒の売買の問題などもあり、なかなか公表できないという事情があったようです。

 

当然ながら、ジョージ・バランタイン&サン社でキーモルトのすべてについて言及はありません。しかし、同社のホームページの座談会においてバランタイン5代目マスターブレンダーであるサンディー・ヒスロップさんは「17年」の「4つのキーモルト」をあげています。

 

それがブレンドの中心となる「グレンバーギー」のほか、「スキャパ」「ミルトンダフ」「グレントファーズ」。12年も17年と同じなら、これら4つのキーモルトははっきりしているわけです。

そのほかは現在使われていないか、約40種使われているという構成原酒の1つという程度なのでしょう。

 

ちなみに、サンディー・ヒスロップさんはもうひとつ重要な情報を明かしています。「12年にはアメリカンオークに加えてヨーロピアンオークも使う。ファイネストをそのまま12年まで熟成させるとアメリカンオークの特徴が際立ちすぎるので、12年には意図的にアメリカンオーク以外の樽を使っている」とのこと。

 

一般的な評価ではファイネストと12年を比べてのレビューが多く見られます。ファイネストで十分という方はファイネストを選びますが、ロックやストレートなら12年のバランスのとれた香りと味わいを選ぶという声も。

 

バランタイン シングルモルト グレンバーギー 15年 700ml

 

ちなみに、こちらが「12年」のブレンドの中心となる「グレンバーギー」で、シングルモルトとしても販売されています。

 

また、「12年」の飲み方として、まずハイボールをつくり、そのうえにキーモルトをフロート(混ぜずに浮かべる)という楽しみかたもあります。

 

私はそんな粋な飲み方はしませんが、こうするとキーモルトの風味がよく感じられるとか。しかし、先述したネットの間違った情報を信じて、いまはキーモルトではない「アードベッグ」をフロートさせてしまったら。

 

「アードベッグの風味がない……」なんてことになりかねませんね。自戒も含めて正しい情報をチェックしておかなければ(汗)。

 

バランタイン12年 ゴールドシール 40度 700ml 

 

「2,000円で手に入る正統派のスコッチウイスキーなら、バランタイン12年」という方も多いです。私個人としてはハイボールを飲むだけならファイネストでいいかなとも思います。

 

ちなみに、バランタイン12年は時代とともにラベルやボトル形状を変えて、リニューアルをくりかえしています。現在でも「バランタイン12年 ゴールドシール」は静かな人気で、麦芽由来の重厚さが強いのが特徴です。

 

3,000円で購入できるので、興味のある方は飲み比べてみてくださいね。