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タンカレーラングプール・ライムの柑橘風味が人気のジン、飲み方は?

タンカレーラングプール・ライムの柑橘風味が特徴のジン

「タンカレーラングプール(Tanqueray Rangpur)」はイギリスに本拠地を置くタンカレー・ゴードン社によるプレミアムジンです。

 

タンカレーラングプールは「No.10ジン」「ブルームズバリー」など、タンカレー銘柄のなかでも代表的なジンとして人気があります。

 

スタンダードのタンカレーと比べると柑橘感と甘みが強いのが特徴ですが、ボタニカルに入っている「ラングプールライム(解説は後述)」の個性が主張しているからなんですね。

タンカレーラングプールの製造法は、ジュニパーやコリアンダーなどのボタニカルを浸漬させて蒸留したスピリッツに、ラングプールライム、ベイリーフ、ジンジャ―を浸漬。

 

それから再度、銅のポットスティルで蒸溜して造られています。

 

スパイスとして使われているベイリーフとは、ローリエ(月桂樹の葉)です。

 

月桂樹の葉や実には栄養や薬用成分が含まれていて、乾燥させると香りが増すため、香辛料として現在も広く利用されています。

タンカレーラングプールの価格とレビューの評価

「タンカレーラングプール」はアルコール度数41.3度で750mlと1000mlがあります。

 

旧ボトルはグリーンで、新ボトルは透明の瓶で販売されています。

 

あくまでも記事アップ日の価格ですが、最安値は750mlでも1000mlでも2,700円前後なので1000mlの購入がお得です。

 

一般的な評価ではほぼ星5つに近い高評価ですね。

 

支持するレビューには「ライムを搾らなくても、充分なくらい飲みやすく美味しい」「甘くはありませんが、フルーティーな感じ」「ほかのタンカレージンは飲めなくなりそう」などのレビューが見られます。

 

ベイリーフの画像
bay leaf ベイリーフ

わずかに「個人的な好みですがあまり好きな味ではなかった。この味でこの値段ならタンカレーNo.10を買います」という感想があります。

 

No.10はフレッシュながら奥深さのプレミアム感がありますから、人によっては高い価格でもNo.10でなければというのもうなづけます。

タンカレーラングプールのおいしい飲み方

タンカレーラングプールにたいする評価は高いだけに、独特の風味を自分好みにアレンジすべきかどうか、感想が分かれるところがおもしろいですね。

 

充分な香りがあるので生のライムを入れる必要はないという意見もありますし、風味が少し甘めなのでやはりライムを足したいという意見もあります。

 

また、ライムとちがう特徴の柑橘類をあえて使って、ラングプールのジントニックをつくっているバーテンダーの方もいらっしゃるようです。

 

また、カクテル「モヒート」のラムベースをラングプールのジンベースに変えて作ってみるとおいしいというレビューもあります。

 

ちなみに、作り方はライムとミント・砂糖をグラスに入れたら、ペストルやすりこぎなどでつぶします。

 

そのあとで氷を入れて、ジンを注いだらソーダで割り、ミントを飾ります。

 

生姜の画像
ginger 生姜

ラングプールの由来と特徴

「ラングプール」はボタニカルに入っている「ラングプールライム(Rangpur lime)」からきています。

 

ライムという名前ですが、実際にはマンダリンミカンとレモンとの交配種で酸味の強い果実の赤いレモンです。

 

濃いオレンジ色の皮なので見た目は甘そうに見えますが、口に入れるととても酸味が強いのが特徴です。

 

中国では廣東レモン、日本では赤いレモンと呼ばれています。日本で栽培しているところは少なく、愛媛県北東部に位置する離島、岩城島で「姫レモン」というブランド名で販売されています。

 

果実はライムより少し小ぶりのオレンジ色、丸い形。果実の下のほうの花がついていた部分(花落ち)のところがわずかにとがっているのが、レモンらしさをとどめているところです。

 

果汁はたっぷりで、果皮は山椒のような独特な香りがします。