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「タンカレーラングプール」ライムの柑橘風味が人気のジン

「タンカレー ラングプール(Tanqueray Rangpur)」はイギリスに本拠地を置くタンカレー・ゴードン社によるプレミアムジンです。

 

「タンカレーラングプール」は「No.10ジン」「ブルームズバリー」など、タンカレー銘柄のなかでも代表的なジンとして人気があります。NO.10よりもやや甘く、柑橘感が強いというのが一般的な評価ですね。

 

「ラングプール」はボタニカルに入っている「ラングプールライム(Rangpur lime)」からきています。

ライムという名前ですが、実際にはマンダリンミカンとレモンとの交配種で酸味の強い果実の赤いレモンです。

 

濃いオレンジ色の皮なので見た目は甘そうに見えますが、口に入れるととても酸味が強いのが特徴です。

 

中国では廣東レモン、日本では赤いレモンと呼ばれています。日本で栽培しているところは少なく、愛媛県北東部に位置する離島、岩城島で「姫レモン」というブランド名で販売されています。

果実はライムより少し小ぶりのオレンジ色、丸い形。果実の下のほうの花がついていた部分(花落ち)のところがわずかにとがっているのが、レモンらしさをとどめているところです。

 

果汁はたっぷりで、果皮は山椒のような独特な香りがします。「タンカレー ラングプール」はこの果実が効いているため、スタンダードのタンカレーと比べると、シトラス風味と甘みが強いのが特長です。

 

ジュニパーやコリアンダーなどのボタニカルを浸漬させて蒸留したスピリッツに、ラングプールライム、ベイリーフ、ジンジャ―を浸漬。それから再度、銅のポットスティルで蒸溜して造られています。

 

bay leaf ベイリーフ
bay leaf ベイリーフ

 

スパイスに使っているベイリーフとは、ローリエ(月桂樹の葉)です。月桂樹の葉や実には栄養や薬用成分が含まれていて、乾燥させると香りが増すため、香辛料として現在も広く利用されています。

 

「タンカレー ラングプール(Tanqueray Rangpur)」にたいする評価は高いものの、独特の風味を自分好みにアレンジするかどうか、意見が分かれるところがおもしろいですね。

 

充分な香りがあるので、生のライムを入れる必要はないという意見もありますし、風味が少し甘めなのでやはりライムを足したいという意見もあります。

 

ginger 生姜
ginger 生姜

 

オールドトム・ジンのように甘みを入れたジンとは違うので、それを気にするかどうかというのも好みですよね。

 

ライムとはちがう特徴のある柑橘類を、あえて使ってジントニックをつくっているバーテンダーの方もいらっしゃるようです。