マルフィジン(アイデイ商事) イタリア産ジンの特徴と風味・価格など

マルフィジン(輸入元・アイデイ商事) イタリア産ボタニカルを強調

「マルフィジン コン・リモーネ(Malfy Gin)」はイタリア産クラフトジンで、日本での輸入元はアイデイ商事株式会社(MALFY Gin Japan)が行っています。特徴や価格を紹介します。

 

マルフィジンはイタリア北西部のトリノ県モンカリエリ(Moncalieri)にある、創業100年というベルガノファミリー所有のトリノ蒸留所で造られているクラフトジンです。

 

特徴のひとつは地元の素材をふんだんに使ったボタニカル。トスカーナ産のジュニパー、アマルフィ産とシチリア産のレモンピールにコリアンダー、リコリス、カッシアの5種類が使われています。

 

Torino トリノ
Torino トリノ

アマルフィ産とシチリア産のレモンとは?

水色と黄色の鮮やかなボトルパッケージは、地中海とイタリアンレモンを表しています。2種類が使われていて、ひとつはアマルフィ海岸特産のスフザートアマルフィターノと言う品種。

 

皮はとても肉厚で中~大の大きさをしています。果実は淡い黄色で香り高く、酸っぱいイメージのあるレモンのなかでも、甘みさえ感じる爽やかな酸味が特徴です。

 

もうひとつはイタリア産レモンの7割を生産すると言われるほどの名産地、シチリア産。果汁が豊富で酸味がマイルドな「フェンミネッロ・コムーネ」と言う品種です。

 

シチリア産レモンは「ボッテガバクール ドライジン」など多くのジンのボタニカルや、「フィーバーツリープレミアム」などのトニックウォーターの原料にも使われています。

風味の特徴と価格は

レモンの比率はアマルフィ産約20%、シチリア産80%の割合で、ボタニカルの主軸となるジュニパーの量を減らしているため、飲んだあとにレモンの香り高い奥行きが感じられるのが特徴となっています。

 

マルフィジン コン・リモーネはアルコール度数41度・750mlで、最安値(税込)は4,000円ほど。グラス付きセットも発売当初はありましたが、今日現在は見当たらないようです。

 

現在、銘柄は世界遺産モンテ・ヴィーゾ の湧き水を使ったという「オリジナーレ」、シチリア産ブラッドオレンジが加えられた「コンアランチャ」、シチリアのピンクグレープフルーツやルバーブなど6種のボタニカルを使った「ローザ」がシリーズ化されています。

 

amalfi アマルフィ
amalfi アマルフィ

真空蒸留とバスケット方式で繊細に香味を抽出

マルフィジンの製造工程では「真空蒸留器」で3~4時間、約60度の低温でじっくり時間をかけて蒸留されます。

 

真空蒸留とは蒸留器内の気圧を下げて蒸留する方式。同じく気圧を下げて蒸留する方式にはブードルスジンのような減圧蒸溜方式もあります。

 

とはいえ、真空蒸留と減圧蒸溜では微妙な違いがあります。ちなみに、医療現場でおもに血圧の単位として使用されているのが、mmHg(ミリメートルエイチジー)という圧力の単位。

 

一般に200mmHg以下の圧力で行う蒸留を真空蒸留、200mmHg以上の場合には減圧蒸留と呼ばれます。どちらの方法も蒸留器内の気圧を下げることで、100℃より低い温度で沸騰させられます。

 

Sicily シチリア島
Sicily シチリア島

2種類のレモンを蒸気で抽出

高沸点成分の気化を抑えられて、焦げ臭さなどを少なくする効果があり、口当たりの軽やかなスピリッツが仕上がると言われているんですね。

 

圧力が低いほど沸点が低くなるので、真空蒸留はそれだけ低温にこだわりたいという狙いがあるのでしょう。

 

また、マルフィジンの場合はスピリッツに漬け込んだボタニカルを真空蒸留器で蒸留する際にもひと工夫。

 

蒸気が通り抜ける途中にボタニカルを入れたバスケットを通して、蒸気で抽出するというハイブリッド方式をとっています。

 

このとき、バスケットの中に入れられるのが先に紹介したボタニカルであるアマルフィー産とシチリア産のレモンピールなんですね。