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ボッテガバクールドライジン・イタリアボタニカル華やか「飾るお酒」

ボッテガバクールドライジン・イタリアボタニカルの魅力

「ボッテガバクールドライジン(Bottega Bacur Dry Gin)」はイタリア・ボッテガ(BOTTEGA)社が、地元イタリアの素材を使って造り上げたスモールバッチのクラフトジンです。

 

イタリアンアルプスのジュニパーベリー(ネズの実)、地中海のセージ、シチリアのレモンピールといったイタリアのボタニカルが使われているのが特徴です。

 

銘柄の名前になっている「バクール(Bacur)」とは先史ギリシャ語で「銅」を意味します。ボタニカルを浸漬したのち、銅製のポットスチルで丁寧に単式蒸留されていることに由来があるようです。

 

Dolomiti イタリアンアルプス・ドロミテ山岳地帯
Dolomiti イタリアンアルプス・ドロミテ山岳地帯

価格とレビューの評価

「ボッテガバクールドライジン」はアルコール度数40度・500mlで、安い価格では3,000円前後から見つかります。

 

支持するレビューでは「フタをあけるととても爽やかな熱帯雨林系の香りが広がります」「ジンらしいねずの実の香りがしっかりしていて、少し甘みをかんじます」「味は見た目とは違い、まろやかで飲みやすい。炭酸よりも水割りの方がよりおいしく飲めました」など、高評価です。

 

ごく少数ですが、「銅色のピカピカの安っぽい派手なメタルボトルは中身と合わないし、見た目では敬遠します」というように、ボトルの雰囲気への拒否反応もありました。

飾るお酒としてのボトル評価

支持するレビューには「非常にボトルの出来が良いです。ボトル自体はガラスですが、表面は銅メッキ、内側はちゃんとスズメッキになるように色調が合わせられていてサイケデリックな見た目」「ボトルもかっこいいので、部屋に飾っておくにも良い」と反対の感想が多くあります。

 

たしかに、ボッテガ社のボトルはシャンパンもこういうスタイルですね。中身の繊細さとはギャップがあるので、好きかどうかというところ。

 

私は個人的にはこういうのもいいかなと思います。しかし、メッキボトルなのでゴミ出しのときにどうしたらいいのか、迷った覚えがあります(笑)。

 

いずれにしても、「飾るお酒」にもなるので、棚がきらびやかになりますね。

 

少量生産の証であるシリアルナンバーがすべてのボトルに入っています。金色のボトルといえば「ゴールド999.9ジン」もあるので、気に入った方はこちらもチェックしてみてくださいね。

 

sage セージ
sage セージ

ボッテガ社とグラッパ

ボッテガ社はヴェネツィアから北に約45キロのコネリアーノ郊外にあります。イタリアを代表する蒸留酒「グラッパ(grappa)」やイタリアワインの製造元として知られています。

 

グラッパはイタリア特産のイタリア版ブランデーと呼ばれる蒸留酒。社長のサンドロ・ボッテガ氏は、グラッパ職人だったお父さんの遺志を継いで1986年に19歳でボッテガ社を創立しました。

 

一般的なブランデーはワインを蒸留して作る蒸留酒ですが、グラッパはワインを作ったあとのブドウの搾りかす(ポマース)を蒸留してつくられます。

 

グラッパを造った後に残ったかすは、ボッテガ社ではさらに再利用されて、種、食用オイル、肥料、燃料として利用されるという、環境にもやさしい使われかたがされています。

 

 

グラッパはブランデーと違って樽熟成させないことが多いので無色透明ですが、ブドウの香りをほどよく残すブランデーで、アルコール度数は30度から60度あります。

 

細長い瓶に詰められていることが多く、イタリアでは食後酒としてよく飲まれています。ちなみに、EUの法律「原産地名称保護制度」でグラッパと呼べるものはイタリアで作られたものだけと決められています。

 

そのため、フランスではマール(オード ヴィー ド マール)、英語では搾りかすの意味から『pomace brandy ポマースブランデー』と呼ばれたりします。

 

ボッテガバクールドライジンはメッキボトルですが、ボッテガ社は洗練された味わいとともに、華やかなデザインボトルの美しいパッケージで市場に変化をもたらした革命児として知られています。

 

見た目が華やかというだけでなく、品質保持効果もあるメッキボトルはボッテガ社が世界で初めて販売しています。