カリラ12年 樽の種類や風味・価格・評価・18年終売の影響は

カリラ12年は定価より安い価格、18年は終売でやや高騰

「カリラ12年(Caol Ila 12 Year Old)」はスコットランド・アイラ島東部のポート・アスケイグ港近くの入江にあるカリラ蒸留所(MHDモエヘネシーディアジオ社所有)が造っている、シングルモルトウイスキーです。

 

アルコール度数43度で700mlと1000mlがあり、今日現在の最安値(税込)は700mlが4,000円ほどで1000mlが6,000円ほど。

 

定価の目安となる700mlの希望小売価格が5,800円(税抜)なので、定価よりも安く購入できる安心銘柄。いっぽうで、終売となったカリラ18年は700mlで最安値が11,000円ほどと高騰気味です。

カリラ 43度

通販販売店の最安値価格(税込)

12年(700ml)

4,000円ほど

12年(1000ml)

6,000円ほど

18年(700ml)

11,000円ほど

Caol Ila Distillery カリラ蒸留所
Caol Ila Distillery カリラ蒸留所

レビューの評価はマイルドなアイラモルトファン向け

カリラ12年を支持する方は多いものの、好き嫌いが分かれるようですね。評価しない方の理由は「匂い」「タッチの軽さ」の2点。

 

好きな方にとっては「やわらかい適度のピート臭」も、そもそもアイラモルトが苦手な方には「匂いを嗅いだだけで無理」となり、もっとピート臭が強いほうが好きな方には「物足りない」となるようです。

 

また、高く評価する方の「非常に飲みやすいウイスキー」「穏やかな中にも複雑な味わいと絶妙なバランス」という感想も、クセ好みの方からは「タッチが軽すぎて魅力が薄い」となります。

 

個性の強いアードベッグラフロイグよりもマイルドで、ピート臭強めのアイラモルトそのものが苦手でない方におすすめです。

蒸留所の仕込み水とモルティング

蒸留所から1.5 kmほど離れた丘の上にはナムバン湖があります。ここから石灰岩の地質を通って海に流れ込む透明度の高い水が使えるため、1846年に蒸留所が建てられました。

 

カリラ蒸留所で使用する大麦は、同じくディアジオ社所有のラガヴーリン蒸留所と同じ大麦。蒸留所から12マイル(19.3キロ)南にある町・ポートエレンでモルティングされます。

 

モルティング工程で適量のピートを炊くことから、ほかのアイラモルトと同様、カリラのモルトも強いスモーキーフレーバーが特徴なんですね。

peat ピート(泥炭)
peat ピート(泥炭)

使われる樽の種類・キーモルト

使われている樽の種類は、バーボン樽のリフィルカスク。一度スコッチを熟成させるのに使ったセカンドフィル以降の樽という意味です。

 

「プレーンオーク(カスク)」とも呼ばれますが、バーボンの影響を少なくしたいときに使われます。麦芽は同じでありながら、ラガヴーリンより軽やかで適度なピート香が特徴のスコッチになっていきます。

 

アルコール生産能力は年間650万リットルで、アイラ島では最大規模。ディアジオ社の基幹ブランド「ジョニーウォーカー」「ベルスコッチ オリジナル」などのキーモルトとしても知られています。

カリラカスクストレングスなど、ボトラーズものも人気

カリラはボトラーズが販売しているものも人気があります。蒸留所オフィシャルのウイスキーにくらべて濃厚なピート香が楽しめるカスクストレングス。

 

こちらは6年、7年熟成から32年まであります。32年などと聞くと、「天使の分け前」が年間2%だとして半分以上が消えてしまうんだな~などと、スカスカになっていく樽を想像してしまうのは私だけでしょうか。

 

ゲール語では「Caol」が海峡、「Ila」がアイラ島を意味するので、「Caol Ila」とは蒸留所が面する「アイラ海峡」の意味になるそうです。