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サントリー山崎・品薄で価格上昇中、世界を魅了するミズナラ樽の木香

「サントリー山崎700ml(Suntory Whisky Yamazaki)」43度はサントリースピリッツ山崎蒸溜所でつくられているシングルモルトウイスキーです。

 

山崎には「ノンエイジ」と呼ばれる、このスタンダード版のほかに「12年」「18年」「25年」「50年」「1984」など、終売になったものも含めるとさまざまなラインナップがあります。

 

特徴はワイン樽貯蔵モルトやミズナラ樽の長期熟成モルトをはじめとする、複数の原酒をヴァッティング(混ぜ合わせ)している点。

 

Yamazaki distillery 山崎蒸溜所
Yamazaki distillery 山崎蒸溜所

 

ミズナラ樽は日本独自の素材です。注目されたきっかけは、太平洋戦争(1941年から1945年)の戦中から戦後、ウイスキーの貯蔵に必要なシェリー樽などの輸入が困難になったこと。

 

国内のオーク(ナラ)材を探し求めて選ばれたのが、北海道の「ミズナラ」でした。当時、ミズナラは貯蔵樽としては原酒が漏れやすく、材の選別、製樽作業に苦労を強いられます。

 

しかも、当初は木香が強すぎて、ブレンダーからは高い評価を得られませんでした。

ところが、この木香は2回、3回と繰り返し使用すると白檀(びゃくだん)や伽羅(きゃら)を思わせる香味が生まれることが発見されます。

 

そこから数十年の時を経て、現在では「ジャパニーズオーク」と呼ばれて海外でも高い評価を得ています。

 

近年はウイスキー人気による原材料等の価格上昇もあって、山崎もほかのブランドと同様に、2015年から20%定価が上がり、現在の定価は4,200円(税別)。

 

mizunara ミズナラの樹
mizunara ミズナラの樹

 

さらに、サントリーでは国内のハイボール人気や海外での販売拡大で原酒が大幅に不足したため、国産ウイスキーの主力商品「白州12年」と「響17年」が2018年6月以降に販売休止されることが発表されましたね。

 

Amazonの口コミを読んでみると、「サントリー山崎蒸溜所に見学に行ったけれど、蒸溜所の売店にも山崎が置いてなかった」というレビューもあるほど。そのときだけだったかもしれませんが。

 

サントリー山崎蒸留所工場見学(じゃらんnet)>>>サントリー山崎蒸溜所

 

品薄から入手困難になって価格も上昇。海外でも入手しにくく、投機目的にも使われています。日本産ウイスキー投資の主役は中国の一部の人々で、ヤフオクなどのオークションサイトに出品されています。

 

 

2018年1月には2011年に販売価格100万円、150本限定で発売された「山崎50年」が香港のオークションに出品され、3250万円で落札されたというニュースも。

 

ちなみに、下が「山崎」で調べてみたオークションサイト「オークファン」の検索結果です。高価なものからマニアックな限定品まで、人気がうかがえます。 

オークファン>>>サントリー 山崎

 

一般のBARでも品薄でやむなく高価な販売店で購入するしかないというケースもあるようですから、早く定価で購入できるようになるといいですね。

 

Highball ハイボール
Highball ハイボール

 

「定価よりも高い価格で購入したけれど、口に合わなかった」という人もいます。人気とはいえ、初めての方は口コミなどで風味のリサーチをして、自分の好みに合うかどうか、検討してみてください。