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ストラスアイラ12年 妖精伝説の残るシーバスリーガルのキーモルト

「ストラスアイラ12年(Strathisla 12 Years of Age)」はスコットランド・スペイサイドの東側にある町、キースにあるストラスアイラ蒸留所が造っているシングルモルトウイスキーです。

 

創業は1786年。スペイサイドに現存する蒸留所では最古と言われ、もともとはミルタウン蒸留所という名前でした。

 

1950年にシーバスブラザーズ(当時シーグラム社傘下・2018年現在ペルノリカール社傘下)が蒸留所を買収後、名称がストラスアイラになったんですね。

 

Strathisla Distillery ストラスアイラ蒸溜所
Strathisla Distillery ストラスアイラ蒸溜所

 

意味はゲール語でアイラ川が流れる広い谷(ストラス)。名称のとおり、アイラ川が20マイルに渡って流れる広い谷に囲まれた場所に、ストラスアイラ蒸溜所はあります。

 

アイラと名がつくのでアイラ島(Islay)を想像する人もいるようですが、こちらはあくまでもスペイサイドのアイラ川(Isla)。

 

スコットランドの蒸留所といえば、必ずストラスアイラ蒸留所の写真が掲載されるほど観光地としても有名です。

発芽した大麦をピート(泥炭)でいぶしながら乾燥させる乾燥棟はキルン塔と呼ばれますが、蒸溜所建築の第一人者、チャールズ・ドイグが設計した双頭のキルン塔がシンボル。

 

さらに、いまでも現役で稼働している水車、玉石が敷き詰められた中庭など、キースの町の裏手にある落ち着いたたたづまいと相まって、外観の美しさで観光客を魅了する蒸留所です。

 

「ストラスアイラ」の原酒のほとんどは「シーバスリーガル」「ロイヤルサルート」のキーモルトとしてブレンド用に使われます。

 

 

とくにシーバスリーガルでは「Home of Chivas」と呼ばれるほど。そのため、シングルモルトとして出回る量は多くありませんが、少量なら通販でも購入できます。

 

ストラスアイラ蒸溜所の仕込み水は、昔から「フォンズ ブリエン(Fons Bulliens)」と呼ばれる、井戸から汲み上げる湧き水を使っています。

 

カルシウム分を多く含んでおり、原酒の隠し味とも言われる貴重な水。このフォンズ ブリエンには妖精伝説があるんですね。

 

Royal Salute 21 Years Old ロイヤルサルート21年

 

「日が暮れると馬の姿をした妖精が現れて、蒸溜所の大切な水と井戸を守り続けてくれる」との伝承です。水にこだわるストラスアイラをロマンチックに象徴するような逸話ですね。

 

原酒の貯蔵にはバーボン樽とシェリー樽が使われ、モルト乾燥の際に使うピートを微量にすることでピート香が弱く、華やかな香りが立つように工夫されています。

 

「ストラスアイラ12年」の価格は今日現在、最安値で3,900円ほど。一般的な評価は「優しいスモーキーさ・加水しても飲みやすい・フルーティな甘さ」というレビューが並びます。

 

Fairy legend 妖精伝説のある蒸留所
Fairy legend 妖精伝説のある蒸留所

 

ちょっと価格は高めですが、ストレートやロックという飲み方で、じっくり楽しめるシングルモルトウイスキー。初心者にもおすすめです。