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「サザンクロスジン」南アフリカのワイナリーがピノタージュを蒸留

「サザンクロスジン(Southern Cross Gin)」は南アフリカ共和国のステレンボッシュにあるアサラ社(Asara)が造っているクラフトジンです。

 

南アフリカ共和国の南西部、西ケープ州のステレンボッシュは、喜望峰で知られるケープタウンから50キロ東に位置しています。

 

アサラ社は1691年に創業したワイナリー「Verdun」社に始まります。その後、1995年に経営権が移り、さらに2000年にドイツの投資家によって買われたことで現在の名称となりました。

 

Stellenbosch ステレンボッシュ
Stellenbosch ステレンボッシュ

 

Asaraとは北アフリカの天・地・太陽と自然の調和のシンボルの神々であるAstar、Asis、Asaseから名づけられています。

 

1994年のアパルトヘイト撤廃により、南アフリカワイン産業全体がダイナミックなワイン造り体制に変化。アサラでは2000年以降、畑、セラー、醸造施設などに大規模な投資を行って、ブドウ栽培、醸造面で品質を向上させ、妥協のない取り組みが行われてきました。

 

2008年にはホテルをオープン。元星付きレストランのオーナーシェフらしい視点から、料理との相性を追及したワイン造りが行われています。

「サザンクロスジン(Southern Cross Gin)」はそんなワイナリーの特徴を存分に活かして、南アフリカを代表する黒ブドウ品種、ピノ・タージュ(Pinotage)を原料にした贅沢なグレープのベーススピリッツを使っています。

 

ピノ・タージュ種とはフランス産2種の交配種。暑さや病虫害に弱いためにブルゴーニュ以外の地方では真価を発揮しにくいピノ・ノワールと、ローヌ地方で作られる丈夫で豊産の「サンソー(エルミタージュ)」です。

 

ピノタージュのワインは非常に濃い鮮やかな赤で、スモーキーな香りに酸味、渋みが強いのが特徴です。

 

Cape of Good Hope 喜望峰
Cape of Good Hope 喜望峰

 

このブドウのベーススピリッツをバッチ式蒸留機で3回蒸留、21種類のボタニカルを抽出しています。バッチ式蒸留機とは回分式蒸留機とも呼ばれている、一度に蒸留釜の容積の量しか処理できない、少量の生産のポットスチルです。

 

使用するボタニカルはスコティッシュジュニパー以外はすべて南アフリカ産で、この地方らしい特徴を出しています。レシピは以下になります。

 

アフリカカモミール、 ブルーマウンテン・ セージ、オバーヴェルフ・ブーク カポクボス(ワイルドローズマリー) 、ウイキョウ、コリアンダー、レモンピール、オレンジピール、ペッパー、クローヴ、カルダモン、ブルーベリー、ブラックベリー、ナツメグ、 シナモン、ルイボス、セージ、 セイヨウトウキ、ミカン、ジャスミン。

 

 

アルコール度数を調整するために使う水にもこだわりがあります。ケープ地方の地下水とアグラス岬の海水(大西洋、インド洋の海水)を使用しています。

 

ボトルにはアグラス岬から見える星空がデザインされています。喜望峰がアフリカ大陸最南端と勘違いされがちですが、実はアグラス岬こそ、アフリカ大陸最南端の岬です。

 

新鮮な花の香りとミネラルが余韻も長く、甘く豊かに続きます。南アフリカでも希少なジンで日本には250本の入荷だそうです。