はちみつのお酒ミードとはなにか、おすすめ銘柄や飲み方など

はちみつのお酒ミードの製造法と歴史

はちみつのお酒ミード(mead)とはなにか、おすすめ銘柄や飲み方などを解説します。蜂蜜酒ミードは日本ではあまり知られていませんでしたが、近年ではハチミツの美容効果から興味を持つ人が増えています。

 

ハリー・ポッターでも「魔法のお酒」として登場しましたね。ミードは蜂蜜と水と酵母菌を発酵させてできあがる「醸造酒」なので、ウイスキーに蜂蜜を溶かした「ハニーウイスキー」とはまったく異なるものです。

 

蜂蜜酒ミードの原料は、蜂蜜と水、酵母菌のみです。蜂蜜を水で2~3倍に薄めることで80度前後ある糖度が下がり、酵母の繁殖に適した浸透圧となって発酵が始まります。

 

Honey はちみつ
Honey はちみつ

 

夏なら1週間、冬なら3週間程度でできあがります。とはいえ、自作するとなると失敗も多いため、人工的に酵母が添加されるようですね。

 

ミードの歴史はワインやビールより古く、14000年前に人類が初めて巡りあった最古のお酒という説があります。

 

蜂蜜酒は農耕が始まる以前に、狩人がクマなどに荒らされて破損した蜂の巣に溜まっている雨水を飲んだたおいしいことに気づいたのだとか。

ミードは加熱も不要な原始的な発酵飲料として生まれ、製法が発展するに従ってお湯や他の植物を使うようになり、ビールに近い味になっていきました。

 

現在はポーランドやカナダ、オーストラリア、アメリカなど世界中でつくられ、原料となる花のハチミツの種類によって多彩な味わいがあります。

 

また日本でも日本ミード協会があるほど、生産も活発になっていて日本全国に「はちみつ酒」があるんですね。

 

古典派とモダン派の2つに分かれる蜂蜜酒

蜂蜜酒ミードは大きく古典派とモダン派の2つに分かれます。北欧を中心とした濃厚な蜂蜜の風味を活かしたものや、ハーブやスパイスなどと併せた紹興酒のようなコクのあるもの古典派。

 

モダン派は80年代に米国を中心に起きた醸造ブームで販売されはじめた、リンゴのようなさわやかな風味で甘口のワイン、シャンパンのようなスパークリングなタイプ。こちらはスッキリとしたテイストが特徴です。

 

今回は海外のミードで日本でも人気の商品を紹介します。古典派ではポーランドミードで有名な「アピス」

 

ポーランドでは蜂蜜酒は「ミュウト・ピトヌィ」と呼ばれて、昔から王侯貴族にだけ振る舞われる秘伝のお酒でした。

 

濃厚な極甘口なテイストが特徴ですが、古典派の濃厚からすっきりタイプまで3種セットが販売されています。

 

続いてはヨーロッパ最大規模のフルーツワインメーカー、ドクターディムース社の「ドクターディムース ハニーワイン」。ワインとなっていますが、蜂蜜だけを発酵させて造ったモダン派のお酒です。

 

また、3つめは「バーソロミューミード」。西オーストラリアの南端デンマークでワイン職人の手によって造られています。

 

対岸は南極という立地にあり、南極から運ばれてくる清涼な雨水とその風を受けて育ったユーカリから採れる蜂蜜を使って造られています。蜂蜜の甘みを想像すると裏切られるドライテイストです。

古典派の飲み方はロックかカクテル、モダン派はストレート

モダン派のすっきりタイプならそのままストレートでも飲めるものもありますが、濃厚タイプでは飲み慣れないと非常に甘く感じるかもしれないので、そんなときにはグラスにアイスをたっぷり入れるのがおすすめです。

 

カクテルならトニックウォーター割り(あるいはミネラルウォーター割り)にレモン果汁をお好みで少々、ミントやレモンスライスを添えるというのがオーソドックスなところですね。

 

また、ショウガとクローブなどの香辛料を入れたホットミードもおすすめです。おつまみは蜂蜜酒の甘味に負けない、ちょっと塩気のある生ハム、チーズ、ソーセージや揚げ物などがよく合います。

 

クリスマスのホームパーティーや贈り物などにもおしゃれですね。