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「季のTEA京都ドライジン」玉露・碾茶ブレンド、茗園宇治茶の風味

「季のTEA京都ドライジン」は人気の国産クラフトジン「季の美」の京都蒸留所が造っている限定アイテムです。

 

大きな特徴は京都宇治市「堀井七茗園(ほりいしちめいえん)」とのコラボレーションにより、玉露・碾茶をブレンドした茗園宇治茶のエッセンスとフレーバーが抽出されていることです。

 

堀井七茗園は京都府宇治市に本店をかまえる、明治12年創業の老舗茶舗。ご当主の名字が「堀井さん」なので頭に堀井がつくようです。

 

宇治 和束の茶畑
宇治 和束の茶畑

 

宇治茶が脚光を浴びたのは室町時代にさかのぼります。室町幕府第3代将軍の足利義満(在職1368年から1394年)は宇治茶の良さを認め、宇治七茗園と呼ばれる宇治の七つの茶園を特別に庇護(ひご)しました。

 

七つの茶園は「森、祝、宇文字(うもんじ)、川下、奥の山、朝日に続く琵琶とこそ知れ」と和歌にも詠まれています。しかし、それから六百年の時を経て、七つの茶園は都市化の中で姿を消していきました。

 

現在はこの辺りが茶園だったという石碑がぽつんとあるのみ。堀井七茗園が栽培している宇治市宇治善法にある「奥の山」茶園だけが、宇治七茗園で現存する最後の生業茶園です。

この茶園では今でも昔ながらの碾茶(てんちゃ)の伝統栽培が行われていて、毎年八十八夜を過ぎると新芽が出揃い、茶摘が行われます。

 

碾茶(てんちゃ)は蒸し製緑茶の一種で抹茶の原料となります。茶摘までには20日以上、表面をかぶせ包むことで生葉を蒸し、揉まずに炉で乾燥されます。

 

煎茶のように茶葉を揉む工程がないため、その香気は玉露同様独特のかぶせ香があります。

 

足利義満が建てた金閣寺。頂上の鳳凰は彼の野望を表すと言われる。
足利義満が建てた金閣寺。頂上の鳳凰は彼の野望を表すと言われる。

 

地域の優れた栽培条件だけでなく、茶葉の特性を活かせる蒸し、乾燥、ブレンド技術、少しのぶれなく安定供給できる取り組みが茶舗の手腕と言われます。

 

おなじみの「季の美 京都ドライジン」のボタニカルグループは6つと複雑な風味を狙っていますが、「季のTEA京都ドライジン」に使われているボタニカルグループは3つに絞られています。

 

ベースは「季の美 京都ドライジン」と同じジュニパーベリー、オリス、檜。シトラスには(柚子、レモン)、そしてティー(緑茶)のみ。

 

 

「奥の山茶園」で栽培された玉露と碾茶は特別にブレンドした宇治茶となり、このクラフトジンの中核となっています。

 

口に含むとジュニパー、ゆずが心地よく広がり、華やかな緑の香りと深い味わいが長く楽しめます。

 

ちなみに、堀井七茗園では「奥の山茶園」見学、石臼による抹茶手挽き、抹茶「成里乃」、宇治煎茶を味わう体験ができます。予約は「堀井七茗園 見学」で検索してみてくださいね。