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「季の美 勢(せい)京都ドライジン」力強い香り・味わいの限定品

「季の美 勢(せい)京都ドライジン(kinobi Sei Kyoto Dry Gin)」はウィスク・イーの京都蒸溜所「季の美 京都ドライジン ネイビーストレングス」がリニューアルして発売されました。

 

人気の「季の美」と同じ11種のボタニカルを使用し、アルコール度数54度でボトリングした世界で7500本の限定品です。

 

ちなみに、ネイビーストレングスとはネイビースタイルとも言われるもので、一般的にはイギリスの海軍発祥の57度というハイプルーフのドライジンを意味します。

 

大航海時代にジンは火薬と同じ部屋で保管されていて、火薬がジンでぬれても着火・燃焼できる度数である57度に調整されていました。

 

旧ネイビーストレングスである「季の美 勢(せい)京都ドライジン(kinobi Sei Kyoto Dry Gin)」では「伝統的な英国のネイビーストレングス」を54.5度のアルコール度数と定義づけています。

 

ちなみに、通常は日本の酒税法により小数点以下は切り捨てて表示されています。ネイビーストレングスはたんに度数が高いだけでなく、ずっしりとしたフレーバーがあることも条件のひとつです。

 

今回は季の美にも使われている11種のボタニカルのうち、フルーティ&フローラル(芳)に属する「赤紫蘇」と「笹の葉」をとりあげます。

 

赤紫蘇は葉が赤紫色をしている紫蘇の一種で、葉が縮れているちりめん紫蘇が一般的ですが、葉が縮れないタイプもあります。

 

古くから漢方医学では蘇葉(ソヨウ)や紫蘇葉(シソヨウ)と呼ばれ、気の流れを改善する「理気薬」として用いられてきました。

 

 

肺の「気」を補い、「気」の発散を助けることで、胃の働きが良くなり、食欲も出てきます。毒消しの作用もあります。

 

そもそも、紫蘇という漢字の由来は「漢の時代、蟹を食べ過ぎて食中毒で死にかけていた若者を、紫色の漢方薬を煎じて蘇らせた」という逸話から来ているのだとか。

 

笹の葉にはビタミンKや安息香酸、クロロフィル、サリチル酸が豊富に含まれていて、それらのすべてが抗菌、防腐、防臭作用を持っています。

 

 

笹の葉を煎じたお茶は飲用だけでなく、蜂に刺された時にはタオルにお茶を染み込ませて患部に当てると応急処置になります(応急処置なので、早めに病院へお願いします)。

 

飲みごたえだけでなく、これからの夏にうれしい和のハーブ。自宅の庭やベランダで生のハーブを育てながら「季の美 勢(せい)京都ドライジン」とともに楽しめたら贅沢ですね。

 

今回もボトルデザインは江戸時代から続く唐紙屋を継承するKIRA KARACHO(雲母唐長)とのコラボで、墨色のカラーとなっています。