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ジムビームデビルズカット 意味や定番との味の違い、感想は?

「ジムビームデビルズカット(Jim Beam Devil's cut)」はケンタッキー州クレアモントにあるジムビーム蒸溜所で造られているバーボンウイスキーです。

 

バーボンウィスキーでは一度使った樽の再利用が禁止されているため、新樽を使用します。ジムビームでは新樽に小さめの樽を使うことで原酒と樽とが接する割合を高くして、熟成を早く進ませる工夫をしています。

 

熟成の過程では希少な原酒を減らしてしまう「天使と悪魔が存在する」とよく言われますね。とくに、樽の中で蒸発してしまう原酒は「天使の分け前」(Angel's share)と呼ばれて有名ですね。

 

Angel's share 「天使の分け前」は蒸発してしまう原酒
Angel's share 「天使の分け前」は蒸発してしまう原酒

 

「悪魔の取り分(Devil's cut)」とは、樽に染み込んでしまって取り戻すことができない原酒という意味です。

 

一般的に熟成させたバーボンをすべて取り出した樽はスコッチウイスキーやジャパニーズウイスキーなどの蒸溜所に売却して、バーボン以外のウイスキーの原酒を熟成させるのに使われます。

 

デビルズカットとはいえ、新たな原酒の香り付けには役立つわけですね。ところが、「ジムビームデビルズカット」はその樽材の内部にしみこんだ風味のあるバーボンを独自の工程で抽出してしまいます。

抽出が済むと長期間熟成を施したバーボンとブレンド。アルコール分45%でボトリングすることで深い色、深い香りに仕上げています。

 

ここで気になるのが「独自の工程で抽出」という部分。これはジムビーム蒸留所が特許を取得している抽出方法なんですね。

 

樽から原酒を取り出した後に空き樽に水を浸して、樽を揺すってエキスを抽出。この液体を脱水するように取り出します。最後にアルコール度数調整の際に使用される加水用の水として利用されるという順序です。

 

Devil's cut 「悪魔の取り分」は樽に染み込んで取り戻せない原酒
Devil's cut 「悪魔の取り分」は樽に染み込んで取り戻せない原酒

 

「ジムビーム」のスタンダードとの味の違いは、これでもかと絞り出した樽の香りや力強いスパイシーさですね。

 

一般的な評価も「甘味があり、スタンダードより深みがある」というレビューが多いですね。定番ジムビームの味が好みではない人もこちらならいける、という評価もあります。

 

正規品はずんぐりしたボトルの700mL、並行輸入品は細長いボトルの750mL。ともにアルコール度数は45度。最安値価格は正規品が2000円弱、並行輸入品は3000円弱ほどです。

 

 

両者の味の違いを指摘する方もいます。並行輸入品のほうが風味が濃く感じられるとか。

 

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