ジェムソンブラックバレルとセントパトリックスデーリミテッドの評価

ジェムソンブラックバレル・ヘリテージシリーズの代表銘柄

「ジェムソンブラックバレル(Jameson Black Barrel)」や「セントパトリックスデーリミテッド(Jameson Limited Edition St.Patrick's Day Bottle)」の特徴・評価を紹介します。

 

ジェムソンはアイルランドのコーク郊外にあるミドルトン蒸留所が造っている、アイリッシュのブレンデッドウイスキーです。

 

スタンダードやカスクメイツシリーズのほかに、「ヘリテージシリーズ」のコンセプトに沿ったのがブラックバレル。定番とともに人気のおすすめ銘柄です。

 

ヘリテージ(heritage)の意味は「遺産・継承物・伝統」で、創業当初の伝統を受け継ぐ貯蔵法が特徴なんですね。

 

スタンダードとの違い・特徴

ブラックバレルとスタンダードの違いは樽の種類と質にあります。ピュアポットスチルウイスキーと、年に一度しか蒸留されないというスモールバッチのグレーンウイスキーのブレンデッドという点では同じですが、熟成樽が違います。

 

バーボン樽とシェリー樽を使い、バーボン樽のほうはマスタークーパー(樽職人)が2度のチャーリングを行って黒焦げ(ブラックバレル)にしています。

 

この黒焦げ樽とシェリー樽で原酒を熟成させてバッティングすることによって、ナッツの香り、スパイス、バニラの甘さなどの風味が味わえるわけです。

なぜこれがヘリテージ=伝統につながるのかと言えば、1780年の蒸留所創業当初、使っていない樽を蒸留所に放置していて、熟成のときにチャーリングを行って再利用していたとか。

 

この伝統を現代に受け継いだということらしいですが、えっ、それだけ?。でも、同社によれば「さらにこの技術に磨きをかけた」とアピールされているのでそこはよしとしましょう(笑)。

ジェムソンブラックバレルの価格とレビューの評価

ブラックバレルはアルコール度数40度・700mlで、最安値(税込)は2,700円ほど。Amazon、楽天などの通販では星が平均4.5以上なので、かなりの高評価です。

 

一般的な評価では「スコッチのスモーキーさとはまた違う、焦げつくような煙たさ。初心者の方にはオススメできません」といった感想が。ここでのスモーキーとはピート香ではなく、樽の黒焦げによる熟成風味に対する印象ですね。

 

The Temple Bar アイルランドで有名なテンプルバー
The Temple Bar アイルランドで有名なテンプルバー

支持するレビューには「スタンダードと比較してしっかりとした味」「甘苦い香りと、ほんのりとしたスモーキー感」「この価格帯では最高クラスの美味さ。個人的にはシーバスリガール・ミスナラよりも断然美味いと思います」「コーラで割ると美味しい」などのレビューが見られます。

セントパトリックスデーリミテッドの特徴

このほかの種類として「セントパトリックスデーリミテッド」を紹介しましょう。こちらはワンシーズンのみ登場する「限定デザインボトル」。

 

ラベル以外はスタンダードと同じなので、40度・700mlです。アイルランド最大の祝祭、3月17日の「セント・パトリックス・デー」を祝って、2012年から毎年このシーズンのみ発売されています。

 

アイルランドに縁のある著名なアーティストがデザインを手掛けているのが特徴。2019年を通販で調べましたが在庫がなく、残っているのは2016年がわずかで、あとは2017年と2018年のボトルのようです。

価格と口コミ評価は

ちなみに、2018年版は日本では2種類販売されています。ひとつめはロンドンを拠点とする3人のアイルランド人の共同プロジェクト。ケルト神話からインスピレーションを得て、仲間との結束、調和、勇敢さが描かれています。

 

もうひとつが日本限定の「ジャパンリミテッドボトル(Jameson Japan Limited 2018)」。日本人アーティストのYU SUDA(ユウ スダ)さんとのコラボにより、人の絆や伝統を重んじるブランドの精神が和風デザインで表現されたもの。 

 

最安値はいずれも2,000円前後でスタンダードよりもちょっとかかりますが、ジェムソンにデザイン性を求めるファン、とくに女性には人気があります。

 

口コミには「ビンのデザインがかっこいい」「可愛いので毎年買ってます」「もったいなくてまだ開けてません。中身は変わらないです」などのレビューが並びます。

 

ウイスキーは飲むだけではなく、並べて眺める楽しみもありますね。いつもと違うジェムソンで気分転換したいときにおすすめします。今日は対照的な2つのシリーズを紹介してみました。