ゴードンジン グリーンボトル・ラベルの紋章「猪」の由来とは

「ゴードンジン UKグリーンボトル(Gordon's Gin Green)」はロンドンのゴスウェル通りに生産拠点をもつタンカレー・ゴードン社が製造しています。

 

19世紀からイギリスで流通している現地向けボトルです。ボトルカラーがグリーンで白いラベルとなっています。

 

透明瓶が使用されたのは1908年。オーストラリア向けに初めて大量輸出するときに、限定として使われました。輸出が成功したため、その後も輸出用には透明瓶が使われています。

 

Scotland スコットランド
Scotland スコットランド

 

以前にも紹介しましたが、ゴードン社1898年にチャールズ・タンカレー社を買収、会社名をタンカレー・ゴードン社に改めて「英国王室御用達(ロイヤルワラント)」のジンとして認められるようになりました。

 

英国王室御用達とは現在、エリザベス女王、エジンバラ公、チャールズ皇太子の3人が「ロイヤルワラント」を認定できます。

 

5年ごとに再審査が行われ、厳しい品質基準やサービスが基準に満たない場合は令状を取り消されてしまうんですね。

英国王室御用達になると店頭や商品のパッケージ、広告物などに「ロイヤルアームス(紋章)」を掲げる権利が与えられます。

 

ゴードンジンには英国王室の紋章とともに、原料となるジュニパーベリー、ゴードン家の紋章「左向きの猪(wildboar)」が表記されています。

 

なぜ、左向きの猪なのかといえば、これはスコットランド出身の創設者アレクサンダー・ゴードン氏のご先祖と関連があります。

 

Wild boar イノシシ
Wild boar イノシシ

 

ある日、スコットランド国王が狩猟に出かけたときのこと。ゴードン氏のご先祖は家来としてお伴していました。すると、突然、狩猟中に国王が猪に襲われます。

 

それを見て、ご先祖は我が身の危険をかえりみずに立ち向かい、猪を退治。その功績を讃えられて、国王より家紋を猪にするように言われたのが由来です。

 

ちなみに、近代以前のヨーロッパでは猪はご馳走として饗されていて、紋章として使われることもあったようです。

 

 

「ゴードンジン UKグリーンボトル(Gordon's Gin Green)」の味わいは通常の透明瓶に比べると、針葉樹のような清涼感のある香りが強く出ています。

 

アルコール度数が37.5度と抑え気味ですが、これが好きという方もいます。ゴードンジンのなかでも、華やかさはないですが堅実な味わい。

 

クラシックで骨太なスタイルとも表現されますね。マティーニのようなショートドリンクよりも、私は個人的にジントニックやジンリッキーがおすすめです。