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「ディスティレリ・ド・パリジン ベル・エール」厳選原料を手作業で

「ディスティレリ・ド・パリ ジン ベル・エール(Distillerie de Paris Gin Bel Air)」はフランス・パリ唯一の蒸留所「ディスティレリ・ド・パリ」で造られているクラフトジンです。

 

「ディスティレリ・ド・パリ」とはその名の通り、パリの蒸留所という意味で、パリ10区のにぎやかな商店街の奥に小さな蒸留所が構えられています。

 

パリは1914年以来、防火のために蒸留所をパリ市内に作ることが禁止されています。この蒸留所は特例中の特例で、おそらく今後も新しい蒸留所の認可が下りることはないとも言われています。

 

paris パリ
paris パリ

 

100年ぶりにパリに蒸留所を造ったのは、パリで何十年にもわたって愛されている家族経営の高級食料品店「ジュレス」のセバスチャンとニコラ兄弟。

 

彼らは粘り強い交渉で市から許可を取り、クラウド・ファウンディングで資金を調達して2015年に開業。ジン、フレイヴァード・ウォッカ、ラムなど、早くも50種を生産しています。

 

「ディスティレリ・ド・パリ ジン ベル・エール(Distillerie de Paris Gin Bel Air)」は「飲める香水」と形容されるように、香りの構築を考え抜いたフレグランスの手法で造られているのが特徴です。

ボタニカルは創業者のニコラ氏本人が毎日パリのランジス市場(世界で最大の生鮮食品市場の一つ)に通って自ら厳選するほか、香料の高級産地レユニオン島(インド洋に位置するフランス領の火山島)から空輸で取り寄せて、フレッシュな原料だけを使っています。

 

使われているボタニカルはジュニパー、ブッシュカン(仏手柑)、ジャスミン、ウコン、ベチバーなど。

 

仏手柑の解説はこちら>>>「ボタニックウルトラプレミアムジン」

 

ベチバー(Vetiver)は香水のベースとなるイネ科の植物で、根に強い香りがあります。土っぽく重いウッディな香りが特徴です。

 

Reunion レユニオン島
Reunion レユニオン島

 

ちなみに、ボトルの名前の由来である「ベル・エール」はボタニカルが採取される農園の名前だそうです。

 

通常一週間もあればできるとされるジンの工程は手作業で行われるため、一回の生産に3か月も費やしています。

 

たとえば、加水の工程において短時間で一気に水を混ぜると、歯茎や舌にアルコールの攻撃的な刺激が残ります。

 

 

そこで、毎日少しずつ、泡だて器を使って手作業で混ぜていくことで、アルコール感が刺さらない、柔らかい口当たりが得られる工夫をしています。

 

作業の手間と新鮮なボタニカルを調達しているため、どうしても乾燥した材料に比べて高価になってしまいます。

 

「お金儲けならパリ産のラベルを貼って、エッフェル塔の瓶に詰めて売ればいい。オーガニック食材やグリーンエネルギーを話題性にしてもいい。でも、それは一番したくない」というのが「ディスティレリ・ド・パリ」の心意気です。