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クラウンローヤルライ・スペシャルリザーブ・XO・XRの特徴とは

クラウンローヤルノーザンハーベストライの特徴・価格

ディアジオ社のブランド、カナディアンウイスキー「クラウンローヤル(クラウンロイヤル)Crown Royal」の種類からノーザンハーベストライ・スペシャルリザーブ・XO・XRの違いについて解説します。

 

「クラウンローヤルノーザンハーベストライ(CROWN ROYAL Northern Harvest RYE)」はその名の通り、ライウイスキー。

 

大手のバーボンやライウイスキーの蒸溜業者は、カナダとヨーロッパからライ麦を輸入していますが、ヨーロッパ産ライ麦の方がウイスキーづくりに適しているという声もあります。

カナダ・マニトバ州の画像
Manitoba カナダ・マニトバ州ウィニペグ

 

その理由は「ライ麦は発酵がとても難しく、ウイスキーの蒸溜に適したフレーバーをもたらすライ麦は寒い地域で育ったものがベスト」というもの。

 

とはいえ、「ノーザンハーベストライ」では、原料比率で全体の90%を締めるライ麦にカナダ産を使っています。

 

カナダ産ライ麦は独特な風味と滑らかさがあり、人によっては穀物のクセを感じるかもしれませんが、強めの甘味とともに飲みやすさはあると思います。

ウイスキー評論家ジム・マーレイ氏のウイスキーバイブル2016で97.5ポイントを獲得して、ワールドウイスキーオブザイヤー2016に輝いたウイスキーとしても知られますが、このあたりは好みの違いもありそうです。

 

アルコール度数45度で750mlと1000mlがあり、通販での安い価格は750mlで税込3,500円ほど、1000mlでは5,000円ほど。

ノーザンハーベストライ・45

通販販売店の安い価格帯(税込)

750ml

3,500円ほど

1000ml

5,000円ほど

数年前は日本では販売されていませんでしたが、現在は購入できます。どちらかといえば、カラッと飲みたい夏のハイボール向きといえます。

 

レギュラーボトルに関してはほかの生地で紹介していますので、参考にしてください。

クラウンローヤルスペシャルリザーブの特徴・価格

「クラウンローヤルスペシャルリザーブ(CROWN ROYAL Special Reserve)」はクラウンローヤルの12年熟成という上級品です。

 

クラウンローヤルの個性的な味わいがありながら、12年熟成のコク・香りのバランスもよく、深い味わいが魅力です。

 

40度・750mlで通販での実売価格は税込4,100円ほどでしたが、現在は日本の大手通販での流通はないようですね。

クラウンローヤルの種類

通販販売店の安い価格帯(税込)

スペシャルリザーブ

45度・750ml

4,100円ほど

クラウンローヤルXO

40度・750ml

4,000円ほど

クラウンロイヤルXR

40度・750ml

12,000円ほど

クラウンローヤルの種類・XOの特徴・価格

クラウンローヤルウイスキーの日本での販売元はキリンですが、今日現在、レギュラーボトルだけの取り扱いになっています。

 

かつて在庫があった、数年前の価格データがあったので目安として掲載しておきます。

 

並行輸入品も少ないため、ここから紹介するのは日本での入手は比較的困難なボトルのため、入荷待ちといった銘柄です。

 

まず、クラウンローヤルウイスキーXO(CROWN ROYAL XO)。クラウンロイヤルの中でも上級クラスのブレンデッドウイスキーです。

 

40度・750mlで通販での実売価格は税込4,000円程度です。

クラウンロイヤルXRの特徴・価格

XOと間違えやすいボトルが「クラウンロイヤルXR(CROWN ROYAL XR)」。40度・750mlで通販での実売価格は税込12,000円ほど。

 

2012年6月初旬に北米地域で販売されている希少品ですが、まだ在庫はあるようです。

 

XRとは「エクストラ・レア」の意味。レアというのは、ブレンドされたウイスキーの一部が通常のクラウンロイヤルとは違うからなんですね。

 

XRはかつて創業したシーグラム社がブレンドレシピの試作を繰り返したというラ・サール蒸留所の最終バッチがこのブレンドに使われているからなんですね。

 

「ラ・サールはウイスキーの世界でも歴史的な場所であると同時に、私個人にとってもウイスキーのブレンドを覚えた特別な場所」

 

ラ・サール蒸溜所のマスター・ブレンダーであるアンドリュー・マッケイ氏によるこんなコメントも紹介されました。

 

クラウンロイヤルの原点であるウイスキーというわけですね。

 

ライ麦畑の画像
Rye ライ麦

 

ちなみに、クラウンローヤルはカナダケベック州のラ・サール蒸溜所を原点に、オンタリオ州のウォータールー蒸溜所を経て、現在はマニトバ州のギムリ(ギニリ)蒸溜所で造られています。

 

ギムリ蒸溜所は1968年にシーグラム社によって建設された、同社最後に残った蒸留所。

 

現在はディアジオ社の所有となっていますから、XRにブレンドされたラ・サール蒸溜所のモルトはまさにシーグラム社の原点と言えるモルト。

 

長い歳月を経た原酒は、大切に保存されていたんですね。