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シーバスリーガル12年 特徴はクセがない飲みやすさ、価格も手頃感

「シーバスリーガル12年 ブレンデッドスコッチウイスキー(Chivas Regal 12 Years Old)」は1801年創業の老舗、シーバス・ブラザーズ社(ペルノ・リカール社傘下)が造っている、同社のスタンダードウイスキーです。

 

1801年、スコットランドのアバディーンでジェームスとジョンのシーバス兄弟によって設立されたシーバスブラザーズ社。

 

ブレンディング技術の歴史と伝統を現代に受け継ぐ証として、ボトル背面にはシーバス兄弟のサインがあしらわれています。

 

Chivas Regal 12 シーバスリーガル12年ボトル
Chivas Regal 12 シーバスリーガル12年ボトル

 

前面の銀ラベルのシンボルマークにはスコットランド伝統のLuckenbooth(ラッケンブース)。ラッケンブースとは重なり合った二つのハートにクラウンが乗っているブローチで、スコットランドで昔から愛されているデザインです。

 

もとは18世紀のスコットランド女王クイーン・メアリー(メアリー・スチュアート)が結婚式の際に愛の誓いとして交換したとか。現在でも悪戯好きの妖精や悪霊から身を護るお守りとして使われています。

 

また、交差した鍵や2つの槍は騎士道を表現しています。「ミズナラ12年」のCMでも貴乃花親方とシーバス・ブラザーズ社のマスターブレンダーのコリン・スコットさんが共演。日本の伝統文化を守る姿勢と共感した理念が示されていました。

「シーバスリーガル12年」は同ブランドで最も販売されている商品。バニラとヘーゼルナッツとともに、熟したりんごと蜂蜜のようなまろやかな風味が楽しめます。

 

一般的な評価で多いのは「クセがない飲みやすさ」です。際立つような個性を前面に出さず、誰でも飲めるスムースさが特徴なので、初心者の方にも受け入れられやすいですね。

 

個人的にはストレートやロックだと、香りよりもアルコールの辛味が気になってしまうのでもっぱらハイボールです。先日はオールドボトルの1000mlが手に入ったので飲んでみると、爽やかな香りがきらびやかで「ゆで落花生」をつまみに飲んだら飲みすぎてしまいました(笑)。

 

Luckenbooth ラッケンブース

 

「シーバスリーガル12年」には700mlと1000mlがあります。700mlなら現在では最安値2,000円台前半の価格で手軽に購入できるようになりました。量を飲まれる方なら1000mlのほうがちょっとお得。

 

ちなみに、シーバスリーガルの種類には「12年」「18年」「25年」「ミズナラ12年」のほかに、「アイコン」「アルティス」があります。

 

「アイコン」はストラスアイラ蒸留所の原酒をはじめ、スコットランドの様々な地方でつくられた、現在は操業をしていない蒸留所も含む、20以上の蒸留所のウイスキーがブレンドされたブレンデッドモルトウイスキーです。

 

アルティスはスコットランド・スペイサイド地方の名高い5つの蒸留所(ストラスアイラ蒸留所、ロングモーン蒸留所、トーモア蒸留所、アルタベーン蒸留所、ブレイヴァル蒸留所)の貴重なシングルモルトをブレンドしたブレンデッドモルトウイスキーです。同じブランドでも違った味わいを楽しめます。