ブルドッグカクテル・ソルティドッグからの由来と意味、3種類の作り方

カクテルのブルドッグとソルティドッグとの違いはひとつだけ

カクテルのブルドッグ(Bulldog)の由来と意味、ソルティドッグとの違い、さらにヨーロッパの「ブルドッグハイボール」など、ちょっと変わった作り方も紹介します。

 

ブルドッグの解説の前に、わかりやすいようにソルティドッグから紹介しましょう。ソルティドッグのレシピは、ご存知のようにウォッカ40mlほどをグレープフルーツジュースで割ってスノースタイル(グラスの縁に塩を付ける)にしたものですね。

 

ブルドッグはソルティドッグと同じレシピで、スノースタイルにしないという違いだけです。

 

Bulldog ブルドッグ
Bulldog ブルドッグ

ウォッカベースのブルドックの由来と意味

では、なぜこんな名前に?それはブルドッグの別名を知るとわかりやすいんですね。英語では何かがない状態には「レス」をつけますが、ブルドックの別名は「テールレスドッグ(尻尾が短い犬)」。

 

あるいいは「グレイハンド(尻尾を足の間に入れて走る犬)」と呼ばれます。つまり、カクテルのレシピから「塩なし」と「尻尾なし」を掛けていたわけです。

実は世界の地域によって違う作り方

ブルドッグの作り方は世界の地域で違いがあり、日本ではロングカクテルに分類されますが、アメリカ・カナダでは別のレシピのショートカクテルになり、ヨーロッパではまたべつのレシピのロングカクテルになります。

 

ちなみに、ロングカクテルは氷やソーダが入っていて量が多く、ゆっくりと時間をかけて飲むことを想定したお酒。

 

いっぽう、ショートカクテルはマティーニに代表されるような逆三角形のグラスで出てくることが多く、短時間で飲むことを想定して作られたお酒です。

 

Salty dog ソルティドッグ
Salty dog ソルティドッグ

日本のブルドッグレシピ

グラスに氷を入れてウォッカ40mlほど投入。グレープフルーツジュースで割る。フレッシュにこだわるなら、生のグレープフルーツをしぼってシュガーシロップで甘味を調整して使います。

アメリカ・カナダでのレシピ

アメリカ・カナダのブルドッグの作り方は、チェリーブランデー3/6、ホワイトラム(ライトタイプ)2/6、ライムジュース1/6をシェイクしてショートカクテルで出します。

 

日本版とはまったく違った、チェリーブランデー押しの風味です。ライムジュースもわずかなので強めのお酒ですね。自宅飲みできついようなら、ロックグラスに入れて氷で割りましょう。

 

ヨーロッパのブルドッグカクテル画像

ヨーロッパ版「ブルドッグハイボール」のレシピ

ヨーロッパでも日本とまったく違ったレシピになります。「ブルドッグハイボール」と呼ばれるもので、ドライジン45ml・オレンジジュース30mlを適量のジンジャーエールで割ります。

 

「ハイボール」というと日本ではウィスキーのソーダ割りのイメージが強いですが、広い意味ではスピリッツやリキュールを炭酸飲料で割ったものを指すので、おかしくはないんですね。

 

この場合はジンジャーエールの選び方が重要で、辛口を選ぶか、甘口を選ぶかでかなり味は変わってきます。ジンベースで割材が2つあり、アルコール度数は9度くらいに下がるので飲みやすいロングカクテルです。

 

日本と海外ではこのような差があるので、海外で注文するときには注意してくださいね。

 

アメリカのブルドッグカクテル画像

 

私がバーテンダーをやっていたときに感じたことですが、日本ではあまりカクテルの種類を知らない人がとりあえずソルティドッグかスクリュードライバーを注文するというパターンは多い気がしました。

 

でも、おつまみに塩気のあるものを頼んだら、ソルティドッグのスノースタイルはちょっと重いですよね。食事に合わせてブルドックもいいかと思います。

 

ちなみに、カクテルには花言葉のようにカクテル言葉というものが存在します。ブルドッグのカクテル言葉は「守りたい」だとか。

 

犬の愛らしいキャラクターからきているのでしょうか。プロポーズをするときやパートナーと飲んだりするのに、話のタネになるカクテルです。よかったら、ここ一番という場面で頼んでみてくださいね。