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「ボルス バレルエイジドジュネヴァ」本場アムステルダム蒸溜のジン

「ボルス バレル エイジド ジュネヴァ(Bols Barrel Aged Genever)」はオランダ・アムステルダムに蒸溜所をかまえるボルス(BOLS)社が製造しています。

 

以前に紹介したように、こちらは「ボルス ジュネヴァ」をフランス・リムーザン(Limousin)地方の若木を使ったオーク樽で18ヶ月以上熟成させた、限定生産ジュネヴァです。

 

フレンチオーク樽はプレミアムワインの熟成に使われることが多く、もっとも高級品といわれています。

 

Limousin 肉牛飼育でも有名なリムーザン地方
Limousin 肉牛飼育でも有名なリムーザン地方

 

「ボルス バレル エイジド ジュネヴァ」に使われているリムーザンオーク(コモンオーク)は古くからワインやブランデーに使われてきたオークで、約200~260年のものを加工し、主にコニャックの樽として使用されています。

 

タンニン、ポリフェノール類に富み、バニリン(バニラの香りの主要な成分)やオークラクトン(甘い香気の一種)が少ないのが特徴です。樽にジンを入れておけば、オーク樽由来のこれらの成分が溶け出すため、オークの香りや味わいが前面に押し出されるジンができあがります。

 

「ボルス バレル エイジド ジュネヴァ(Bols Barrel Aged Genever)」の原酒となる「ボルス ジュネヴァ」に関してもう少し解説しましょう。

ボルス社では2007年にコニャック同様、AOC(原産地呼称)を獲得しています。AOCとはAppellation d'Origine Controlee (アペラシオン・ドリジヌ・コントローレ)の略称で、日本語では原産地呼称(げんさんちこしょう)と呼ばれます。

 

原料の種類・品種や産地、栽培・飼育に関わる条件、製法等の要件も法で規定され、特定地域の地理的環境や風土に由来する、すぐれた特質の製品であることを国が保証するものです。

 

フランスの法律ではAOCの基準を満たさないものは、製品を製造・販売できません。フランスの原産地呼称委員会INAO(Institut National des Appellations d'Origine)が管理しています。

 

Amsterdam アムステルダム
Amsterdam アムステルダム

1905年の「原料の偽装を取り締まる法律」、1919年の「原産地保護に関する法律」などから始まり、改訂されてきたものです。

 

オランダ・ジンは2008年にAOCに認定され、オランダとその一部周辺地区で生産されるスピリッツしか、「ジュネヴァ」を称することができなくなっています。

 

その意味でAOC認定により、「ボルス ジュネヴァ」は正真正銘のメイド・イン・アムステルダムということなんですね。

 

 

オーク樽で18ヶ月以上熟成させた「ボルス バレル エイジド ジュネヴァ」。原酒より複雑で力強く、個性的な味わいが特長となっています。