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「ジーヴァインジンフロレゾン」フランス・コニャックに香る葡萄の花

「ジーヴァインジン フロレゾン(g’Vine Gin Floraison)」は正確には「ジーヴァイン・フロレゾン・グリーン・ジン・スピリッツ(g' Vine Floraison Green Gin Spirits Cognac)」というジンです。

 

近年はブドウのベーススピリッツを使うオーストラリアの「MGCメルボルンジン カンパニードライジン」、蒸留後に高級甘口白ワインを添加する「フェルディナンズ ザール ドライジン」など、ワインの名産地の特徴を活かしたジンが増えてきました。

 

「ジーヴァインジン」の長い名前には、ベーススピリッツにフランス・コニャック地方原産の白ブドウ(ユニ・ブラン)の花や実を蒸留したものを使っているからフローラルなんですよ、というメッセージがこめられています。

 

葡萄の花
葡萄の花

 

「ユニ・ブラン(Ugni Blanc )」とはフランスとイタリアを中心に世界各地で栽培されている辛口白ワイン用ぶどう品種で、イタリアではトレッビアーノ(Trebbiano)と呼ばれるため、後者で呼ばれることも多いようです。

 

フランスの多くの栽培地で見かけられ、コニャックやアルマニャックといったブランデーの原料として醸造に欠かせない品種でもあります。

 

6月中旬、フランス・コニャック地方ではユニ・ブランが神秘的な白い花を咲かせます。「ジーヴァインジン フロレゾン(g’Vine Gin Floraison)」の製造は、まず、二週間という短い期間の開花時に慎重に手摘することから始まります。

写真でおわかりのように小さな葡萄の花です。手積みが終わると花のエキスを発酵させて1回目の蒸留。次にユニ・ブランの緑の果実を発酵させて2回目の蒸留。

 

3回目はこのスピリッツに世界中から厳選して集められた9種(ジュニパーベリー、コリアンダー、クベドベリー、ナツメグ、ライム、ジンジャールート、グリーンカルダモン、シナモンカシアバータ、リコリス)のボタニカルを2~5日間漬け込んで蒸留。

 

そして、最後に2つの蒸留液をブレンドして銅製ポットスチルでさらに蒸留。この4回の蒸留により、ナチュラルな葡萄の風味が活かされて、爽やかで涼しげな味わいになります。

 

Winery フランスのワイナリー
Winery フランスのワイナリー

 

Floraisonとはフランス語で「開花」という意味。ベーススピリッツに使っているユニ・ブランの花への思いがこめられているんですね。

 

ジュニパーベリーをボタニカルに使いながらも、花とナチュラルな葡萄の風味を全面に出したフローラルな個性のクラフトジン。大手有名ホテル、外資系高級ホテルでの取扱いが増えているそうです。