セイクレッドジンの種類 オーガニックジンや10倍ジュニパーとは

セイクレッドジンの種類 オーガニックジンや10倍ジュニパーとの違い

「セイクレッドジン(Sacred Gin)」はノースロンドン郊外ハイゲートにあるセイクレッド社が販売してるイギリス産のクラフトジンです。

 

スタンダードのほかに「オーガニックジン(Organic Gin)」「オーガニックジン10倍ジュニパー(10xJuniper)」と主力商品は3種類。

 

10倍ジュニパーは同社が「ワイルドなジュニパーが支配する衝撃的で癖になる味わい」と宣伝するように、かなりインパクトのあるジンです。

 

ジュニパーベリーの青々しいフルーティさを丸ごと頬張ったような、ガツンとくる辛口。まずはストレートで風味を味わってから、ワイルドなジントニックを楽しんでくださいね。

 

Juniper ジュニパーベリー
Juniper ジュニパーベリー

10倍ジュニパーはそれなりの価格

今日現在、相場価格では幅があるようです。それぞれの最安値価格(税込)は下記のとおり。

銘柄

通販販売店の

最安値価格(税込)

セイクレッドジン

(43.8度・700ml)

3,500円ほど

オーガニックジン

(48度・700ml)

4,400円ほど

オーガニックジン10倍ジュニパー

(48度・700ml)

5,200円ほど

ちなみに、セイクレッド社ではブレンド前の各ボタニカルスピリッツも別々に販売しています。

 

セイクレットジュニパー、カルダモン、カッシア(桂皮)、ピンクグレープフルーツ、リコリス、アンジェリカなどがあります。

 

ブレンド前の各ボタニカルのテイスティングは、プロ向けのセミナーではたまに聞きますが、一般的にはなかなか機会がありません。

 

テイスティングすることでブレンド比率が解明できたり、自分でブレンドしてホームメイドスピリッツがつくれたりします。かなり贅沢ですね。

セイクレッドの意味とは

社名にもなっているセイクレッド(Sacred)は「神聖な・尊い」という意味。ボタニカルのひとつである乳香(Frankincense)に由来してつけられました。

 

乳香はイエスへの贈り物として新約聖書に登場する香木です。ムクロジ目カンラン科ボスウェリア属の樹木から分泌される樹脂で、樹皮に傷をつけると樹脂が分泌され、空気に触れて固化します。

 

乳白色の色から乳香と呼ばれ、この塊を焚いたものがお香や香料の原料として使われるんですね。

 

Frankincense 乳香
Frankincense 乳香

特徴は長期間の浸漬、減圧蒸留によるクリアな原酒

セイクレッドジンは小麦原料のベーススピリッツに12種のボタニカルを別々に浸漬して成分を溶出させてから蒸溜します。

 

特徴のひとつはその浸漬時間。通常のジンでは一晩程度のところを4週間から6週間もの長期間漬けられます。

 

その後、ボタニカルを別々に低い温度(35~45℃)で減圧蒸溜。減圧蒸留は一般的に沸点の高い雑味などを含まない原酒ができるため、雑味を抑えてクリアでスッキリした味わいになると言われています。

 

こうして各ボタニカルのフレーバーを引き出したあとで、ブレンドされます。

Regent's Park リージェンツ・パーク周辺
Regent's Park リージェンツ・パーク周辺

本拠地はノースロンドンの自宅兼蒸留所

セイクレッド社は2009年、イアン・ハート氏が創業しました。彼はジンが好きすぎて、自宅を改造して蒸留所をつくってしまったという人です。

 

ロンドンにある数少ない蒸留所の1つでもあり、同社のベルモットも人気があります。ちなみに、同じロンドンに拠点を構えるシップスミスのVJOPキングスバリーのビクトリアンバットジンも通常の2倍のジュニパーにこだわっています。

 

これはジンが流行した19世紀ビクトリア朝当時、ロンドンドライジンがそうやって造られていたことにちなんでいるんですね。

 

ノースロンドンは日本の原宿のようなカムデン・マーケットやロンドンの公園で最も美しいと言われるリージェンツ・パーク、ビートルズのジャケット写真で有名になったアビーロード、約9万人収容のウェンブリースタジアムで知られています。