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ウィリアムエレガント48ジン 自社農場でりんご栽培・発酵・蒸溜まで

「ウィリアム エレガント48ジン(Williams Elegant 48 Gin)」はイングランド中部ヘレフォードシャー(Herefordshire)にあるチェイス蒸溜所でつくられています。

 

以前は蒸溜所名をとって「チェイス エレガント48 ジン」(Chase Elegant48 Gin)という商品名でしたが、リニューアルして経営者ウィリアム・チェイス氏のファーストネームのほうを使うようになっています。

 

このウィリアム氏、2016年にイギリスBBCで取り上げられました。ヘレフォードシャー州レオミンスター近郊のジャガイモ農家に生まれた彼は、20歳で実家の農場を父親から買い取ります。

 

 

しかし、ジャガイモ価格は変動が激しく、不安定な経営から破たん。破産申請のあとで借金をして農場を買い戻し、経営を再開しました。

 

ジャガイモを買い付ける仲介業者も兼業して、米国のポテトチップス・メーカーに出荷するようになると、ポテトチップスの自社ブランドを立ち上げます。

 

事業は成功しますが、会社の体質が変化していくのに不満を抱いた彼は、所持していた同社の株式を売却。2008年にチェイス蒸留所を設立して、自分の農場で採れるジャガイモから上等のウオッカを作りはじめます。

チェイス蒸留所の大きな特徴は、作物の栽培から糖化、発酵、蒸留、熟成、瓶詰までの酒作りの工程すべてを一か所で行うことです。これは「シングル・エステート・スピリッツ」と呼ばれる方式です。

 

近頃は幾つかの工程を専門業者に委託したり、場所を変えて何社かが共同作業をしたりというところが増えているなかで、貴重な蒸留所といえます。

 

チェイス蒸留所はその後、ウオッカだけでなく高級志向のジンやウイスキーも手掛けるようになり、「ウィリアム エレガント48ジン(Williams Elegant 48 Gin)」も誕生しました。

 

 

ウィリアム エレガント48ジンが、ほかのクラフトジンとまったくちがう点があります。一般的なジンは穀物を原料にしてグレーン・スピリッツをつくりますが、こちらのグレーン・スピリッツは自社農園で収穫された48品種の有機栽培リンゴが原料です。

 

まず、りんごを発酵させてシードルを作り、それをポットスチルで5回蒸溜後、48段バブルプレートのコラムスチル(塔状の連続式蒸留機)で精溜します。

 

 そこに、ジュニパーベリー、コリアンダー、アンジェリカ、オリス、エルダーフラワー、ホップ、りんご、オレンジ、レモンなど合計48種のボタニカルを使用。銅製のポットスチルで蒸溜後、アルコール度数48%でボトリングします。

 

ヘレフォードシャー herefordshire
ヘレフォードシャー herefordshire

 

48に徹底的にこだわっている「ウィリアム エレガント48ジン」。オシャレな蝶ネクタイのついたボトルデザインも目をひく、フルーティなクラフトジンです。